もう二度と離さない

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翔side

飛行機に乗ってすぐに莉奈は寝た。

寒くないようにブランケットをかけ、隣にいるAと手を繋いだ。

A「他の人に見られちゃうよ？」

翔「ブランケットの下で繋いでるから大丈夫だよ。」

それでもAは離そうとするから離れないように恋人繋ぎに変えた。

飛行機が離陸して1時間半、新千歳空港に着いた。

ゲートから出て荷物を受け取り空港を出る。

駐車場に行くと親父が車から出て待ってた。

翔「おまたせ。」

翔父「久しぶりだな。もしかして紹介したい人ってAさんか？」

翔「そう。」

A「お久しぶりです。」

翔父「そうか。戻ってきてくれたんだな。でその子は？」

翔「俺たちと娘の莉奈。」

翔父「娘？まぁ、詳しい話は家に帰ってからにしよう。さぁ、乗って。」

それから俺たちは車に乗って久しぶりに実家に帰った。

ガチャ

翔父「ただいま〜」

翔母「おかえりなさい。あら、Aさん？お久しぶりね。」

A「ご無沙汰してます。」

翔母「こんなとこに居ないで中に入って。」

キャリーケースを玄関に置いてリビングに行った。

翔母「ホントに久しぶりね。翔と別れたって聞いたときはビックリしたわ。」

A「すみません。」

翔母「この子は？」

翔「さっき親父にも言ったけど俺たちも娘だよ。」

翔父「詳しく話してくれないか。」

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