記憶無し蝙蝠婦人 (ページ4)

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Memory3【Mr.Polite Side】ページ4

MP｢お嬢さん。お手伝いしましょうか？｣

気づけば私は彼女に声をかけていた。人間なんて嫌いだったんですけど
それじゃあ何故話しかけたかって？メガネを失くしたので、それを貰おうとする為にですよ？

？｢!?お前は…？｣

MP｢…名は…ありません。私は気がつけばここに居た。記憶がないんですよ｣

私は咄嗟に嘘をつきました。本当はMr.ポライトって名前があるんですけどね

？｢名前が無い…｣

ほら困ってる。どうせ断られるんでしょう？

MP｢どうしたんですか？｣

断られる覚悟で聞いてみました
そしたら予想外の答えが来ました

？｢お前の名前を考えてる｣

初めて人間に親切にされた…私はヴィランズなのでされる事はほとんどないんです

？｢…ありがとうございます！｣

ミカ｢ん。いいさ｣

しかし…美人ですね…でもなんで、男の人の格好をしているのか…あ。これでも男の人と女の人の区別はつきます！
彼女は考えながらしばらく付近をうろうろし、私に声を掛けました

？｢おい。おにーさん。決まったよ。名前｣

MP｢！なんですか!?｣

私は気になるので、聞いてみた

ミカ｢Mr.ポライト。礼儀正しいからポライトって名付けた｣

どうやら同じ名前みたい…ありがたいですね

MP｢…！ありがとうございます！｣

ミカ｢一緒に旅するか？｣

MP｢はい！｣

？｢俺、ミカ・フラーウム！よろしくな！｣

彼女は私に微笑んだと思う。人間なら彼女だけならいい。そう思った私は恋に落ちたようで

(太陽の様な彼女と出会って一目惚れした日)