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III ページ4
私たちは、夜、城に忍び込んだ
変装で青のスリットの入ったマーメイドドレスを着ている。どこに居ても変にならない格好だ
母｢ここに居な｣
貴方｢はーい｣
私は母さんの指示と作戦通りにターゲットが保管されてる宝物庫に続く道の前に居た。てかさ、目の前に扉が少し空いてる部屋って…見られたらどうするの…
はぁ…なんでこんなことしてるんだろ…私…
私の家は先祖代々から泥棒。それは分かってる
でも泥棒は良くない。私は真面目に働いて暮らしたい
この生活じゃ、まともな事が出来ない
どうしよう。もう裏切った方がいいのかな？
でもここでなにかしないと私はこのまま泥棒をするんだよね？
しかもここでなにかアクションを起こさないと何も変わらない気がする
"裏切るなら今のうち。貴方のお母様は気づいていませんよ。裏切るなら今！"
私の頭にそんな言葉が響いた。もう誰でもいい。誰かに助けを求めよう。そう思い、目の前の部屋の扉を開いた。泣きながらとも気づかずに
貴方｢ねぇ！誰か助けて！｣
？｢おおい!?なんなんだ!?しっかりしろ！お嬢さん！なぁ！目を開け！おい！｣
私は男の人の言葉を聞きながら意識を失った
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作者名：夕日
作成日時：2018年4月11日 19時
