ミステリアスマスカレードII ページ20
マーク｢…ところで皆さん、ハロウィンって何の日かご存知ですか？｣
カミ｢もちろん知ってるわ、みんなで仮装をしてお菓子を貰う日よ！｣
マーク｢カミーラ、まだまだ子どもだなぁ君は。ハロウィンとは、十月三十一日、一年に一度だけ、異世界の精霊や魔物、ゴーストたちがこの世界にやって来る日のこと。ハロウィンの夜はそういった恐ろしい怪物たちが歩き回ると言われているんだ、だからみんな仮装して、怪物たちの仲間の振りをするのさ｣
カミ｢へぇ…でもあなたなら、仮装する必要ないわね！｣
マーク｢……さて、この会場には、世にも珍しい美術品がたくさん飾られております。これらは後ろにそびえるかの有名なホテル、ホテルハイタワーに眠るハイタワーコレクションです｣
カミ｢ホテルハイタワー、またの名をタワー・オブ・テラー。今は行方不明になってしまった当ホテルオーナーの大富豪、ハリソン・ハイタワー三世が世界中から集めた珍しい美術品の数々！普段は見ることのできない貴重なコレクションばかりです、この機会にどうぞごゆっくりご鑑賞ください｣
マーク｢しかし皆さん、見るだけですよ。絶対に事故だとしても手を触れてはいけません。どんな恐ろしい目に遭うか分かりませんからね。あのハリソン・ハイタワー三世のように｣
カミ｢ハリソン・ハイタワー三世って…呪いの人形のせいで行方不明になってしまったという噂よね？｣
マーク｢その通り。その人形の名は、シリキ・ウトゥンドゥ。アフリカの言葉で、『災いを信じよ』。ハリソン・ハイタワー三世はその言葉を信じなかったばかりに、とんでもない災いに見舞われたらしい。だから皆さん、しつこいようですが絶対に事故だとしても手を触れてはいけませんよ。さぁ、そろそろ時間だ。ご来場の皆様大変長らくお待たせいたしました。これより時空を越え、皆様をファンタスティックなハロウィンの世界にご案内致しましょう。あなたがいつの時代のどこの国から来た方であろうと、今いるこの場所では今日は十月三十一日、すなわちハロウィン！｣
カミ｢そして、あなたの時計が何時を指していようと、今は夕闇迫る黄昏時｣
マーク｢昼と夜の狭間、光と影が交じり合い、現実と虚構の境が消える魔法の時！｣
カミ｢間もなく、一年に一度の素敵な夜が訪れます！｣
マーク｢この魅惑の夜の仮面舞踏会に、皆様をご招待致しましょう！｣
司会者｢｢You're invited to a Mysterious Masquerade.｣｣
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夕日(プロフ) - 白狼ラトさん» ほんとそうですよね！ (2018年3月29日 16時) (
レス) id: 7242512390 (このIDを非表示/違反報告)
白狼ラト(プロフ) - 夕日さん» ヴィランズは皆素敵な方々ですからねぇ分かりますよw (2018年3月29日 12時) (レス) id: cd54c7533b (このIDを非表示/違反報告)
夕日(プロフ) - 白狼ラトさん» 敵って言ったらそれしか出てきませんでした苦笑流石にヴィランズを敵にするわけにもねぇ… (2018年3月29日 9時) (レス) id: 7242512390 (このIDを非表示/違反報告)
白狼ラト(プロフ) - わあ！？素敵ですね！ありがとうございます！影塊と魔塊使って頂きありがとうございますw (2018年3月29日 9時) (レス) id: cd54c7533b (このIDを非表示/違反報告)
白狼ラト(プロフ) - 夕日さん» 私も夕日さんの作品が楽しみですよ♪ (2018年3月28日 20時) (レス) id: 5aaf6b1733 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕日
作成日時：2017年8月20日 17時
