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その日の夜、俺は紫のワイシャツを着、それに映えるようなオレンジのネクタイを絞め、黒いロングコートを着、黒の長いズボンと黒い革靴を履き、紫の帽子にオレンジのリボンがある帽子(ポップンライブのクラブキングの帽子と同じ形の物)を被り、黒にオレンジのラインが入った仮面を付けた


五月雨「さて…今回でラストショー…狙いはオトワさん」


警備は濃いめ。だけど…やれなくはない!


警備の連中を何かで気を引かせ…
よし。簡単に退かせた


あとはオトワさんの部屋にノック


窓だけどね


五月雨「こんばんわ。お嬢さん?」


オトワ「貴方は最近話題の…!ヒトコトさん!ダイドー君!」


俺はオトワさんの部屋のベランダに入った


五月雨「彼らは来ませんよ。だって…




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知り合いに会うために、いや好きな人に会うために人を通すか?オトワさん」


そう言いながら俺は仮面を外した


オトワ「五月雨さん!?」


五月雨「ねぇ。オトワさん。今日の俺の獲物教えてやろーか?」


あらかじめ知ってほしい。貴方を幸せにしたい


オトワ「何ですか?」


五月雨「俺が盗むのは…」


俺はどんどんオトワさんに近づき…耳元でこう囁いた


五月雨「君だよ。オトワさん。俺の宝石箱に収まって欲しいんだ」


オトワ「どういう事ですか!?」


五月雨「…君が好きだ。俺のものになって欲しい」


俺がそう言った瞬間オトワさんの目に涙が浮かび…


オトワ「嘘でしょ…!」ボロボロ


泣いてしまった
え?俺好きな人を泣かせる趣味ないよ!?


五月雨「オトワさん!?俺好きな人泣かせる趣味ないんだけど!?え!?俺嫌だ?」


オトワ「違うんです…嬉しいんです!私も好きです!」


…両思い。か。ありがとう。絶対にオトワさん、いやオトワを幸せにする


五月雨「ありがとう。それじゃあ…今回、貴女の心を盗む事に成功しました。なので、この犯行を最後にする。また、白昼の元で…お会いしましょう」ボフンッ

禄→←肆



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作者名:夕日
作成日時:2018年5月26日 17時

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