伍 ページ6
その日の夜、俺は紫のワイシャツを着、それに映えるようなオレンジのネクタイを絞め、黒いロングコートを着、黒の長いズボンと黒い革靴を履き、紫の帽子にオレンジのリボンがある帽子(ポップンライブのクラブキングの帽子と同じ形の物)を被り、黒にオレンジのラインが入った仮面を付けた
五月雨「さて…今回でラストショー…狙いはオトワさん」
警備は濃いめ。だけど…やれなくはない!
警備の連中を何かで気を引かせ…
よし。簡単に退かせた
あとはオトワさんの部屋にノック
窓だけどね
五月雨「こんばんわ。お嬢さん?」
オトワ「貴方は最近話題の…!ヒトコトさん!ダイドー君!」
俺はオトワさんの部屋のベランダに入った
五月雨「彼らは来ませんよ。だって…
.
.
.
.
.
.
.
.
知り合いに会うために、いや好きな人に会うために人を通すか?オトワさん」
そう言いながら俺は仮面を外した
オトワ「五月雨さん!?」
五月雨「ねぇ。オトワさん。今日の俺の獲物教えてやろーか?」
あらかじめ知ってほしい。貴方を幸せにしたい
オトワ「何ですか?」
五月雨「俺が盗むのは…」
俺はどんどんオトワさんに近づき…耳元でこう囁いた
五月雨「君だよ。オトワさん。俺の宝石箱に収まって欲しいんだ」
オトワ「どういう事ですか!?」
五月雨「…君が好きだ。俺のものになって欲しい」
俺がそう言った瞬間オトワさんの目に涙が浮かび…
オトワ「嘘でしょ…!」ボロボロ
泣いてしまった
え?俺好きな人を泣かせる趣味ないよ!?
五月雨「オトワさん!?俺好きな人泣かせる趣味ないんだけど!?え!?俺嫌だ?」
オトワ「違うんです…嬉しいんです!私も好きです!」
…両思い。か。ありがとう。絶対にオトワさん、いやオトワを幸せにする
五月雨「ありがとう。それじゃあ…今回、貴女の心を盗む事に成功しました。なので、この犯行を最後にする。また、白昼の元で…お会いしましょう」ボフンッ
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夕日
作成日時:2018年5月26日 17時