飛竜の女王、降臨 - ３ ページ4
ペイントを頼りにエリアを移動してリオレイアを追いかけていくと、丁度中央のエリア４に侵入した。中央に隆起した岩場の様な人工の遺跡があるエリアだ。周囲には他のエリアに続く道もあり、周辺は木に囲まれている。中央付近に降り立っていたリオレイアを捉えたあろまがヘヴィボウガンを構え、引き金を引く。
こちらに気づいた。ぎらついた眼がこちらを捉え、ググッと喉が膨らむ。炎を吐く気だ。回避と退避でそれぞれ左右を展開、ＦＢのみ、跳躍でリオレイアにかかる。開かれた口腔から灼熱の塊が吐き出される。ゴウ、と飛来した熱源を跳躍で回避しつつ部位を移動し、エキスを回収する。
(一つ、二つ…！)
リオレイアの体躯が強張り、足が開く。回転する。風圧と強靭な尾が襲いかかる。
「く…っ！」
咄嗟に操虫棍でリオレイアの背を弾き、通常より高く跳躍した。数秒、対空時間ができる。
「ここだ！」
三つ目のエキスを回収。トリプルアップ状態だ。攻撃を繰り出す。リオレイアの背に斬撃を繰り出し、更に跳躍。振り回しながらの斬撃、もう一度跳躍。
(今のスタミナなら、後一回は…！)
構え、降下。その最中にリオレイアが迎撃の姿勢を取る。行けるか。武器を構えた瞬間、リオレイアを強烈な弾丸が側面から襲う。あろまの弾丸だ。そのまま下降する。リオレイアの体躯下でえおえおときっくんが斬撃を繰り出す。斬りかかる。棍を手の中で回し、切り捨てる。跳躍し、一時撤退。地面を足裏が噛んだ。よろめきに合わせてきっくんとえおえおが再度溜め技を放つ。
「調子いいんでない！？」
きっくんの弾んだ声が響く。
「言ってる場合かきっくん！ インナーなんだから切ったらすぐ退避！」
悠長に武器をしまうきっくんにえおえおが声をかける。えおえおも盾を構えながら退避し、あろまがそれを射撃で援護する。
ＦＢはエキスを回収しつつ、構えた。
「えおえお！ 俺もう一回跳…」
グオッ、と、先程とは全く比べ物にならない咆哮が上がった。
「やべぇ、怒ったぞ！ 全員退避──…！」
再度リオレイアの咆哮が上がったのと同時。もう一つ、つんざくような咆哮が上がった。そして地震かと思う程の揺れがＦＢ達を襲う。元凶は隣のエリア。地響きの様な揺れが継続したかと思うと、隣のエリアから巨大な姿が転がり落ちてきた。
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長閑(プロフ) - 左腕さん» コメントありがとうございます！個人的にも結構楽しんで書いていたので楽しんでいただけて嬉しいです(´ω｀*)ゆっくりですが今後も他の小説も更新していきますので、どうぞ気長にお付き合いください。読んで下さってありがとうございました！ (2019年3月5日 0時) (
レス) id: 90c3880b48 (このIDを非表示/違反報告)
左腕(プロフ) - コメント失礼します！遅ればせながらMHパロとっても面白かったです！4人のMH実況も長閑さんの小説も大好きなのでこういった形で読むことができてとても嬉しかったです！ありがとうございました！他小説の更新楽しみにしてます！長文失礼しました！ (2019年3月4日 19時) (レス) id: da1c77e1e7 (このIDを非表示/違反報告)
長閑(プロフ) - ララさん» ありがとうございます！ついつい楽しくなってしまって文字数が多い小説ですが、そう言って頂けて嬉しいです！中編なので毎日更新目指して頑張ります(｀･ω･´)読んで下さってありがとうございます。完結まで気長にお付き合いください。 (2019年2月6日 22時) (レス) id: 90c3880b48 (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - 遅れてしまいましたが新作ありがとうございます…!!相変わらず描写が綺麗で素敵で…更新楽しみにしております。 (2019年2月6日 15時) (レス) id: 6f54523db1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長閑 | 作成日時：2019年1月26日 1時
