身内バトルの最強あろまパーティ ページ19
クエスト自体は終了した。昇格かどうかの結果発表はマスターから直々に行われるらしい。現在は帰還を待つばかり…となっていたが、手配がやや遅れたそうで、帰還隊の到着は朝になるそうだ。
それぞれモンスター避けの仕掛けを済ませ、ベースキャンプでダラダラしつつ明日を待っていた。
遅い夕刻、夕飯前に暇を持て余した四人は、インナー姿でベースキャンプの前でバタバタと取っ組み合いをしたりして暴れていた。この面々でフザケて遊んでいると大体あろまパーティになりＦＢやきっくんが転がされる。
「ぐぇー！」
「あぁろまぁー！」
えおえおも筋力が強い為大体転がされない。その為やはり素の運動神経があまり良くないＦＢと、素の運動神経はそれなりにいいがあろまパーティに勝てないきっくんが転がされる。
「あぶねー！ ここで受け身が取れなければ泥まみれだったぜ…」
「ぶえぇー！ 俺はべっとべとなんですけど！！」
頭から泥をかぶり、ＦＢはごろごろと転がる。
「もぉ〜、どうしてくれるんだよ」
「ＦＢ、ベースキャンプからちょい行くと、上流らへんで水浴びできるっぽいぞ」
「マジで？ …ちょっと行ってくるわ」
甲冑が汚れなくてよかった、とぼやきながらＦＢはランプやタオル、護身用に武器と着替えを持って上流に向けて歩き出した。
さすがの原生林、夕刻になるとランプ一つでは周囲があまり見えなくなってくる。元々高い木々が生い茂り、太陽の光は木漏れ日くらいしかない。あちこちからモンスターの鳴き声が聞こえ、蟲が飛び交う。
「あ〜…めっちゃ怖〜い…」
モンスター避けの香は焚いているが、それでも避けられるのはある程度のモンスターだ。今日戦ったネルスキュラの様な、それなりに名を馳せているモンスターには効果が薄い。
手早く帰ろう、と足早に道を進み、草木をかき分けているうちに目的地に到着した。
夕焼けはほぼ地平に沈み、月と夜の闇が追いかけてきていた。どうやら上流は広い湖と似た状況の様だ。周辺には草食獣がちらほらと見受けられる程度で、凶悪なモンスターの姿はない。
岸辺に着替えを置いてランプも置く。タオルの準備をしてさあ入るぞ、この真夏ではない日の水は冷たいからなと意気込んでいたら、近くで水音がした。
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長閑(プロフ) - 左腕さん» コメントありがとうございます！個人的にも結構楽しんで書いていたので楽しんでいただけて嬉しいです(´ω｀*)ゆっくりですが今後も他の小説も更新していきますので、どうぞ気長にお付き合いください。読んで下さってありがとうございました！ (2019年3月5日 0時) (
レス) id: 90c3880b48 (このIDを非表示/違反報告)
左腕(プロフ) - コメント失礼します！遅ればせながらMHパロとっても面白かったです！4人のMH実況も長閑さんの小説も大好きなのでこういった形で読むことができてとても嬉しかったです！ありがとうございました！他小説の更新楽しみにしてます！長文失礼しました！ (2019年3月4日 19時) (レス) id: da1c77e1e7 (このIDを非表示/違反報告)
長閑(プロフ) - ララさん» ありがとうございます！ついつい楽しくなってしまって文字数が多い小説ですが、そう言って頂けて嬉しいです！中編なので毎日更新目指して頑張ります(｀･ω･´)読んで下さってありがとうございます。完結まで気長にお付き合いください。 (2019年2月6日 22時) (レス) id: 90c3880b48 (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - 遅れてしまいましたが新作ありがとうございます…!!相変わらず描写が綺麗で素敵で…更新楽しみにしております。 (2019年2月6日 15時) (レス) id: 6f54523db1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長閑 | 作成日時：2019年1月26日 1時
