謎に包まれてるとか厨ニっぽくね？ ページ1
「っだぁあ、マジでヤバかった！」
ぐったり、と酒場の机に突っ伏したのはきっくんだった。
相変わらずインナー姿でスラッシュアックスを背負いエリアをドコドコ走り回った後、２乙した。狩猟対象はＦＢ、あろま、えおえおのアタックコンボでなんとか仕留める事ができたが、報酬は案の定最低額である。
「ヤバかったのは俺らだっての！ きっくんマジちゃんと装備着てこいよ！」
盛大な溜息と共に同じ机に腰掛けるＦＢだが、なんだかんだいって結局彼のスタイルを許容している以上、口癖の様に言うにとどまっている。
既に本日のクエストも終了した一行は装備や武器を各自片付けて、さあ食事だとばかりに集ったのであった。
「てか、今日は人多いんじゃない？」
えおえおがそう口にした。そう言われて確かに、とＦＢは思った。龍識船は確かにハンター達がクエスト受注等を行う場所の為人の行き交いがある。ただし今日は歩けば人にぶつかるかと思うほどに人が多かった。
「何かあんのかね？」
「それとも著名なハンターが来てるとか？」
ざわざわとした賑やかな喧騒の中、四人はそれぞれ好きな料理を頼む。そうして手持ち無沙汰になった所で、唐突にきっくんは近くを通りかかった黒髪のハンターに声をかけた。
「急に申し訳ないんだけど、何かあったの？」
「え？ …あ、何か、謎のハンター？ が来てるとか…。…俺詳しくないからわからないけど」
「いやいや！ 止めて悪かったな。教えてくれてありがと！」
きっくんが礼を言うと、軽く頭を下げてハンターは去っていった。そうしているうちに届いた料理に、きっくんは椅子に座り直して眼を輝かせた。
「おぉっ、うまそ〜！」
「いただきますか！」
各々手を合わせて料理に手をのばす。咀嚼しながら、きっくんが口を開く。
「謎のハンターなぁ。ちょっと格好いいよな」
「謎ね。けどまぁ、野次馬見る限り強いんだろうな。見たか？ ムキムキのおっさんもいたぜ」
「見た見た！ あの人強そうだったね。めっちゃ強い人とも組んでみたくなるなぁ」
「まあおれらは今G2だけど」
最近それぞれの用事で忙しかった面々。久々に集まり、今日、明日は肩慣らしのクエストをこなし、明後日にはキークエに向かう予定だ。
賑やかな夕食の時間が過ぎ、明日に向けてそれぞれで身体を休める事にした。
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長閑(プロフ) - 左腕さん» コメントありがとうございます！個人的にも結構楽しんで書いていたので楽しんでいただけて嬉しいです(´ω｀*)ゆっくりですが今後も他の小説も更新していきますので、どうぞ気長にお付き合いください。読んで下さってありがとうございました！ (2019年3月5日 0時) (
レス) id: 90c3880b48 (このIDを非表示/違反報告)
左腕(プロフ) - コメント失礼します！遅ればせながらMHパロとっても面白かったです！4人のMH実況も長閑さんの小説も大好きなのでこういった形で読むことができてとても嬉しかったです！ありがとうございました！他小説の更新楽しみにしてます！長文失礼しました！ (2019年3月4日 19時) (レス) id: da1c77e1e7 (このIDを非表示/違反報告)
長閑(プロフ) - ララさん» ありがとうございます！ついつい楽しくなってしまって文字数が多い小説ですが、そう言って頂けて嬉しいです！中編なので毎日更新目指して頑張ります(｀･ω･´)読んで下さってありがとうございます。完結まで気長にお付き合いください。 (2019年2月6日 22時) (レス) id: 90c3880b48 (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - 遅れてしまいましたが新作ありがとうございます…!!相変わらず描写が綺麗で素敵で…更新楽しみにしております。 (2019年2月6日 15時) (レス) id: 6f54523db1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長閑 | 作成日時：2019年1月26日 1時
