【ＭＳＳＰ軍パロ】それでは、また。 敬具【男主】

よーく考えよ判断大事だよー ページ40

隊長殿は眼の前にただ座ってるだけで、答えも助け舟もくれない。悲しみ。
　待って本当にこれ以上がわからない。俺にとって、先生は先生じゃないのか。さっきから同じことずっとぐるぐるしてる…！
「…あろまも俺とおんなじ？」
「そ、そうだと思いますよ？ …そうじゃないですか？」
「…それはフェローが気づく事だしなぁ…、俺にはなんとも。…でもそんな否定の仕方するなら、一理あるんじゃないの？」
　…そんな否定の仕方？
　違っていて欲しいと思ってる事？ …いやいままでただ慕ってたと思う人が自分の中の括りでそうなってたら誰でも違っていてくれって思わないのか？ 違う？ 皆そんな事ない？
　俺にとっては、皆いい友達で仲間で…中将殿も、その、筈だ
(…そうなのかな)
　あぁ、俺にはわかんないよ。
　そんな俺を見ていた隊長殿がほんの少し寂しそうに笑う。そうして少し目をつむった、次の瞬間。
「…いやいや！」
「ﾋﾟｪｯ！？ え、Ｆ９１…！？」
「イエス大正解その通り俺です！ いや待てって、コイツとかアイツとか、俺は全員否定する気はねーけどよ！ お前あやふや過ぎだろ！」
「しょ、しょうがないじゃないですか！ 俺は昔から全然分かんないんですよそういう事！」
「初恋もしたことねーのかお前！？」
「ありますよ流石に！ でもそうだったかも分かんない位のもんです掘り返さないでください！」
　急に出てきたＦ９１に俺がそう言い返すと、Ｆ９１は大きくため息を吐き出す。
「お前の鈍感さマジやばすぎだろ。ってことはなに？ あの対応全部無意識だったって訳？」
「無意識ってなんですか…俺は尊敬してて憧れてて、」
「尊敬とか憧れだけでそんな尽くすのかお前ヤバいぞ！」
「いやそんな事無いで〜〜す！ 俺だって尽くす相手くらい選びます〜〜！！」
「じゃああろまとのやり取り思い出して見ろよ絶対お前そう言える節あるだろ！」
　いやそりゃ中将殿が笑ってくれた時は、怒られてばっかりだったから嬉しかったし、笑った顔も素敵だから好きだと思いましたよ。そういえば言ったねコレ。頑張ったなって褒めてくれた時も嬉しかったですよ。中将殿が笑ってくれるのが嬉しくて、頑張ろうって思えて。…コレも言ったね。…心配でお腹空いた気もしなかったけど、無事で良かったって、本当に心底安心して、

　…………？？？

「アッハハハｗｗｗ 顔ｗｗｗ めっちゃｗｗｗ ｷｮﾄｰﾝｗｗｗ」

180度フルスイングトーク→←急なカミングアウトは勘弁

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