【ＭＳＳＰ軍パロ】それでは、また。 敬具【男主】

見たぞ見たぞ全部見たぞ ページ35

「ほい到着」
「…って、大将殿の執務室？」
　ポンと降ろされたけど。わじかよどうなってんだ。
　隊長殿が敬礼し、のほほんと笑う。
「そ。…えおえおタクシー仕事完了で〜す」
「隊長殿はいつからタクシーに…」
「人力車ってあるじゃん？」
「あれはプリホルで乗客を運ぶサービスじゃありません。乗客をどうする気ですか」
「え…運ぶ…」
「あぁそうでしたね…」
　多分何を言ってもダメだろうなと察した。うん、多分終わらないわ。もうやめとこ。
「それで、入るんですか？」
「うん、どうぞ」
「俺が先ですか」
「じゃあ俺が」
「じゃあ俺が！」
「…待って、１人足んない…？？？」
「今気づくんですね？ 俺は最初から気づいてましたよ隊長殿」
「待ってここにはもうひとりＦ９１と言う存在が一応…一応」
「２回も一応って言わなくても…そりゃいるでしょう…」
　とりあえずと俺は腹を括り、大将殿の執務室の扉を開けた。
　ら、何故か大将殿ガトリング砲、中将殿ＳＭＧ、ＦＢアサルトライフルを構え、そこにいた。
『バーン！』
「ｳﾞｯやられた！！」
「ふっ…フィルヴァがやられたようだな…」
「ヤツは四天王の中でも最弱…」
「待って四天王俺ハブられてない？」
「えおえおハブられる、の巻」
「しかも本物持ってくる所がマジ軍人だよね…」
「弾は抜いてあるぞ！」
「抜いてなかったらきっくんのケツにデスマシーンぶっ放す」
「助けてあろま！ えおえおが俺のケツ狙ってくるの！」
「その言い方は語弊が生まれるｗｗｗ」
　ＦＢがＡＥＤ使う真似して俺を蘇生してくれた。でもお前と大中コンビにやられたんだぞ俺。わかってるぞ。お前が持つライフル見えてるぞ。
「手厚い歓迎で…」
「その後ろに薄ら笑いが付いた言い方やめて！？」
「こんな志半ばで倒されれば誰だって同じ意見だと思うんですけど？？？」
「ｺﾞﾒﾝ」
「妖怪許した。…妖怪だけな！」
「ごめん！」
「許した！」
「お前ら本当喧嘩しないよな」
「良い事じゃん？」
「気付いたらきっくん沈んでるんですけど隊長？」
「うんボコっといた」
「ケロッと…」
「隊長殿じゃしゃあないっすね…」
「フェロー相変わらず隊長肯定し過ぎ。もうちょっと厳しく」
　ＦＢが手を貸してくれて、俺は床と離れる。
　やっと見た執務室の机には、料理や飲み物が所狭しと並べられていて。何事かと全員を見た。

その気持ちとてもわかる　※Ｅ→←とりあえず名を名乗れ

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