ザ・ソルジャーズ・ウィル・チェイン・アップ ※Ｋ ページ33
「危な…ごめん忘れてた、爆発弾使ってんだ」
「めり込んでも爆発しないのに、なんで…」
「そういうのが狙いだからね」
けろりとした顔で話すアルに、俺はどういうことなのかと問うた。ＦＢが受け止めたあろまは幸い怪我も無い様で良かったが、代わりにソフトマシンは爆発で大きく穿たれ、中の機械がもろに見えていた。えおえおも爆発音で飛び起き、状況に眼を丸くしている。
「んー、爆薬が少ないから、めり込んでも爆発しないんだよ。その代わり、その後刺激が加わると爆発する。…動いてる間に爆発してもおかしくなかったんだけど、そうはならなかったみたいだ」
「…でもなんでそんな弾丸を…」
「…治療する医者が狙いか」
あろまが鋭い視線でアルのソフトマシンを睨んで言う。肩を竦め、アルは肯定した。
「弾丸があたったけど、それが致命傷じゃない兵なんてゴマンといるだろ？ そういう事のウラをかく嫌な方法よね」
適当な布地でソフトマシンの胴体を覆いながら言うアルに、俺は控えめに口を開く。
「…アル、その身体で大丈夫…？」
「大丈夫、とは言い難いかなぁ。万全じゃないし」
「…だと、替えが必要か」
Ｆ９１が小さく呟く。俺も頷くが、何分東軍にそう言った備蓄は無い。
あるとすれば連合軍の方なのだが、果たしてどうしたものか。
「それにこれのプラグ接続にもスキルがいるからねぇ、どうしよっか」
「…それならたぶん、俺ができるよ」
控えめに挙手したのはＦＢだった。
「マジで？ ＦＢくんすご」
「…か、確実じゃないけど。でも一応機械系はよくいじるし、連合軍の戦線で持ち帰った機械は一通りいじらせてもらってるから仕組みもわかるし…」
「良いねぇ、心強いよ。俺も自分で出来ないとこ以外はできるしこれならいけそ。後は部品だな」
ふむ、と考えたアルの後ろで、それならと口を開いたのはえおえおだ。
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長閑(プロフ) - 悠莉@菜種油さん» ありがとうございます！楽しんで書いた小説を同じように楽しんで読んでもらえて嬉しいです(*´∀｀)やや更新が遅れがちになっていますが、少しずつ更新させて頂きますので、よろしくお願いします〜 (2016年12月8日 22時) (
レス) id: 323e0f8fe4 (このIDを非表示/違反報告)
悠莉@菜種油(プロフ) - 久しぶり(?)の新作に大興奮です！！過去作全てがドストライクで今回もドストライクっっ。最高です！！これからもよろしくお願いします(`・ω・´)ゞビシッ!! (2016年12月4日 9時) (レス) id: c4ac4be369 (このIDを非表示/違反報告)
長閑(プロフ) - ささはらさん» ありがとうございます！設定からもう趣味丸出しなので少しドキドキしながらの更新でしたが、楽しんでもらえて嬉しいです(*‘ω‘ *)更新頑張ります。気長にお付き合いください〜 (2016年11月14日 23時) (レス) id: 83e5a293f5 (このIDを非表示/違反報告)
ささはら(プロフ) - 更新お疲れ様です！設定と主君のキャラがドストライクでにやにやしながら読ませて頂いております。次の更新も頑張って下さい(*´-`) (2016年11月14日 20時) (レス) id: ca191c4974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長閑 | 作成日時：2016年11月9日 22時
