「…恋人らしいこと、する？」 ｓｉｄｅ Ｅ ページ25
結局悶々としたまま身体洗い終わって、湯船一緒に浸かって、きゃっきゃはしゃぐ逢見て、和み半分葛藤半分みたいな。良いもの見れたというべきかなんというか。
で、いま部屋に帰ってきて布団が敷かれている訳なんだけども、なんか布団の距離近くない？ 前さんぽで旅館泊まった時でもこんなに近いことなかったよ？ 布団の間に隙間なくない？
逢は全然気にしていないみたいで、布団だー、と嬉しそうにごろごろしている。猫みたいにもふられたいのか。あと浴衣の裾気にして。太もも結構見えてるから、ねぇ。
(…そう言えば、今日はまだ恋人らしいことしてないし、してもいいか)
「逢」
ごろごろしている逢の隣に屈んで、俺は逢を呼んだ。
「はい？」
「…恋人らしいこと、する？」
「…えっ」
俺の言葉が一瞬理解できなかったらしい逢は、きょとんとしてから、一気に顔を赤らめた。急に恥ずかしくなったのか、顔を浴衣の袖で隠しつつ、崩れた裾を整えようとする。
「あ、あの、えっと」
「まだしてないじゃん、しよ？」
「え、あの、ん…っ！」
いつもより長くその唇を奪う。少し角度を変えて繰り返せば、逢から若干くぐもった声が聞こえた。少しして名残惜しく離すと、逢が浅い息を吐きながら俺を見上げる。それもそうだ、状況的に押し倒してるみたいになってるし。
「肇、さ、」
「可愛い」
「か、わいく…ない、です…」
「可愛いよ。…ね、逢」
するり、と逢の顎のラインを撫でた。ぴくりと逢が反応して、はくはくと口を開閉する。少し涙目になったその眼に、動搖と困惑が見え、俺の中で悪戯心のスイッチがはいった。
そっと逢の浴衣の裾に手を伸ばし、裾の間から手を滑り込ませた。流石に驚いたのか、ビクッとした逢が俺の手から逃れようとずりずりと後退する。
「だーめ。逃さないよ」
「あ、あの、だって…！」
「だって…、なに？」
やっぱり恥ずかしいのか、逢はギュッと唇を引き結ぶ。俺はずっと太もも撫でてるだけなんだけど。指先に滑らかな肌の感覚がある。肌の触り心地超良いわ。すぃと顔を寄せて、顔を真っ赤にして耐えている逢の唇を食んだ。
「良かった？」 ｓｉｄｅ Ｅ→←（無防備にも程があるんじゃないの？） ｓｉｄｅ Ｅ
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長閑(プロフ) - Chaosさん» そ、それはおシモネタの話のことでしょうか…？もしもおシモネタのお話でしたら、検討した後にこちらか、申し訳ないのですが個人サイトでの更新となります。その場合にはやや手間となりますがどうかご了承下さい。最後になりましたが、ありがとうございました！ (2018年1月16日 2時) (
レス) id: 90c3880b48 (このIDを非表示/違反報告)
Chaos(プロフ) - 完結おめでとうございます…！！あの個人的に最後までやっちゃうやつがほしいのですが気が向いたらお願いしたいです…！！ (2018年1月12日 17時) (レス) id: ca4f336d1c (このIDを非表示/違反報告)
長閑(プロフ) - ぶどうジュースさん» ありがとうございます〜！読んでくれた皆様のおかげで、無事完結しました。後は短編での登場がメインですが、また楽しんでもらえるよう頑張ります(*･ω･)最後までお付き合い下さりありがとうございました！ (2016年12月14日 14時) (レス) id: 92e94bc51d (このIDを非表示/違反報告)
ぶどうジュース(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れ様です！ずっと見続けていたシリーズだったので、にやにやしつつ寂しい気持ちです…。短編でまた、可愛い男主くんとeoheohさんのお話が読めることを楽しみにしています！ (2016年12月14日 2時) (レス) id: d5cf48f873 (このIDを非表示/違反報告)
長閑(プロフ) - みことの神隠しさん» ありがとうございます！最近更新が遅くなりがちですみません(´・ω・｀)更新頑張ります、読んでくださってありがとうございました！ (2016年10月3日 2時) (レス) id: 83e5a293f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長閑 | 作成日時：2016年7月7日 0時
