Sugar 3

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『…うみ、ここ家じゃないからちょっと恥ずかしい、』



中「え〜？いいじゃん」






そう言ってもう片方の手も握りだすうみ


…わざとやってるな






『ちょっと友達、みてるからっ』



中「わざとだもん〜っ」






そう言って少しいじけるふりをするうみ






『なんでわざと？笑』



中「あいつと仲いーね」



『…あいつって影山くん？』



中「…レジでこっち見てにやにやしてるやつ！ずぅーっと仲良さそ〜だった、」



『私たちと同い年だよ、影山くん』



中「ふぅ〜ん、…仲いーんだ？」



『…まあ、バイトの友達？かな、？』



中「“友達！”ね？？」



『そっそうだよ笑』



中「そっか、…ならまあいっか」



『うん？』



中「クラたちすぐ近くの居酒屋で待ってるっぽいし行こ。あのクラと仲良い子、友人ちゃん？も来てるって」



『あ、友人もいるんだっ！』



漫画をしまって席を立つと


当たり前のように再びしっかり手を握りなおしてから、


出口へ直行せずにぐいぐい手を引いてわざわざレジの前を通るうみ

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