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「かまってほし〜の、わかるでしょ、」
『うん、…けど水の音でうみの声聞こえなかったの、ごめんね?』
「じゃ〜、もっかい話してあげるからほめてよ」
『ん??』
「今日ね、YouTubeの撮影マジでちょ〜がんばったんだよ?俺筋トレ対決でいちばんになっちゃったの笑 Aと電話したあとだったから張り切っちゃった〜」
『すごいね?うみ、筋トレ嫌いそうなのに』
「筋トレにがて〜 クラとか元太はふだんからきたえてるんだけど、なのにおれあいつらよりもがんばったんだよ?」
『えらいね〜…あ、いまさらだけど、お仕事おつかれさま』
今更会ってすぐに言うべきだった言葉をかける
「ん、もっと〜」
『うみ、よくがんばりました』
「もっとちょーだい?」
『…うみすごいよ!』
「海斗にだって、勝ったんだよ〜?」
『…うん、』
「ごほうびは?」
『ごほうび?なにがほしいの』
あまりにも軽率にそれを聞いてしまったのがいけなかった
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作者名:溺れて | 作者ホームページ:https://twitter.com/aotohimitsuno
作成日時:2020年11月17日 7時