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「俺とたしかめてみる?」
『…どういうこと、』
「わかってんだろっ、」
うみはそう囁いた瞬間に私の唇を塞いだ
うみの、やわらかい唇で
「ねぇどうなの?」
『…っん、ぅみっ』
聞いてきたのに、
その続きは再び重なる唇によって遮られる
名前を呼ぶのが精一杯だった
「…Aさぁ、そんなとろとろな目しちゃって、まだわかんないなんていわせないよ?」
うみだって人のこと言えないじゃない
色気を纏ったうみのすべてに
もういっそのこと溺れてしまいたい
…けど、やっぱりまだ踏み込めない
この気持ちがなんなのかが分かるためには、
まだ少し時間が欲しかった
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作者名:溺れて | 作者ホームページ:https://twitter.com/aotohimitsuno
作成日時:2020年11月17日 7時