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気づいてた気持ち ページ8
「大ちゃんこれ！」
「唐揚げ？」
「作ってきたんだ！よかったら食べて！」
朝早起きして作ってきたお弁当
他のは自信ないけど、唐揚げだけは得意だから(笑)
「頂きます(笑)」
「うん！あっ大ちゃんのお弁当も美味しそうだね！」
「ふふったまにだけどね作るの。卵焼き食べる？」
「いいの！？頂きまーす♪」
やっぱり大ちゃんといるとすごく楽しい！
しかも
「おいしい？笑」
「うん！！すっごく！」
大きい桜の下で、お弁当を分け合いっこって
もうっ俺…幸せだよっ！
「桜もさ」
「近くで見ると、より綺麗だよね」
春の風が大ちゃんの髪をなびかせて
気持ちよさそうに大ちゃんは目を瞑った
その時ドキッと胸が鳴る
あれ…
なんだろうこの気持ち…
大ちゃんの笑顔を見てはずなのに
なんでこんなに…
こんなに…
「…相葉ちゃん？」
「…」
ねぇ、ニノ
俺、もう一つ、怯えていたことがあったみたいだ…
「大ちゃん」
「なに？」
「大ちゃんさ」
「好きな人…いるでしょ」
それはどこかで感じていた
不安
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作者名：青とんぼ
| 作成日時：2019年4月11日 16時
