二人は忍たまっっ!!!!part13

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ドタバタドタバタと足音を立てながら廊下を走る浅葱

やってきたのは咲空の部屋

咲空「浅葱先輩!?どうなさったんですか!!」

急にきたのでびっくりした

浅葱「今日デートなの!!だけど寝坊したうえに髪がハネてるの！どうしよｫｫｫｫｫ」

パニックだよ！！

咲空「兎に角！髪の毛とかして服です服！」

髪は括ればなんとかなる！

浅葱「それが…」

クリーニングに出したの忘れて取りに行ってない

のだ

浅葱「だって昨日の夜誘ってもらったんだもんっ!!夜だよぉ!!」

咲空「私の服はサイズ小さいですし…
ここはシナ先生に頼むしかありませんよ！それか立花先輩の女装用のを貸してもらうか！」

浅葱「シナ先生に借りてきます…」

仙蔵には内緒にしとけって言われてたし…




なんとか借りてきました

浅葱「なんか…シナ先生らしく色っぽい…
こんなの似合うかな…」

咲空「大丈夫ですよ！兄さん待ってますよ！」

背中を押す

浅葱「うっうん…でも」

やっぱりこの服は…恥ずかしい

咲空「そんな事言っている場合では無いですよ！
兄さん待ってますよ！」

浅葱「わわっ！？」

バーンっと押されて廊下に出されたらちょうど浅葱の部屋に行こうとした文次郎がいた

文次郎「うぉ！？」

勢い余って抱きついてしまった

咲空「空気の読める私はすみやかにこの場から去ります！
どうぞごゆっくり！」

全力疾走で離れた

浅葱「…(汗)」

バランスが取れなくて全然立てない…

と、ヒョイッと持ち上げられた

文次郎「大丈夫か…？」

ちゃんと立てるようになった

浅葱「うん!!ありがと…」

ぱっと顔を上げると何故かずっと文次郎から見られていた

浅葱「どっどうしたの…？」

声をかけるとハッとして顔をそらされた

文次郎「いや…！その、行くぞ！」

小松田さんに、外出許可書を出す

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