兄貴？そんなん思てへんやろ【JW】

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淳太side





《お前！またできたんか！！》
《ヤメテ！ｱｧｯ！！》







これは、いつの記憶や…


父さんが俺やなくて、まだ母さんに暴力を振っとった頃

確か、俺はまだ1才2才ぐらいや。



何で今、こんなん見とるんやろ
思い出したくもないんに。


また場面が変わった



《ﾁｯ、どいつもこいつも…》
《やめて、お父さん！やるなら僕だけにして、崇ちゃんや照史、お母さんには手を出さないで！》




これは…4才、5才ぐらいやな
父さんの暴力が少しずつ酷なってきた頃

崇裕の事、崇ちゃん言うとるし
俺やなくて、僕言うてた頃
この頃はまだ良かったんよな。

酷なってきた言うても、痣にはならへんぐらいやった


これ以降の大毅、智洋ぐらいからやったかな


痣になるまで、殴られてたんは。




俺は…母さんや弟達に被害が及ばんようにするんに必死やった


こんな辛い想いするんは、長男である俺だけで良かったから


んで父さんは双子ができたとたんに、居らんなった
家での暴力はなくなった、けど
虐めはどんどんエスカレートしていってん。

小学校高学年の頃には既に、居場所なんて無かった
中学に上がっても居場所なんてあらへん






そんな時やった、母さんがこの世を去ったんは

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