兄貴？そんなん思てへんやろ【JW】

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淳太side



「ん…。ここ、何処や、、」


眼を開けると、そこには真っ暗な空間が広がっとった。


「俺、何でこんな所に…」


確か、いつもの癖でﾘｽｶして…







「そっか…俺、やっと死ねたんや。」









これで、あの地獄からも抜け出せたんや
もう、母さんに殺されへん
崇裕たちに責められる事もない…

やっと俺は、自由になれたんや、、。


『淳にぃ、来たで…俺や、大毅やで』



ん…？


『淳にぃ…ごめん、、』



大毅…
せやったな、大毅は俺から離れへんかったな

大毅は、なんも謝らんでええんに。


悪いんは、俺や…



俺がおらんかったらよかったんに。。


そうしたら、大毅は悲しまんで良かったんに





俺は、どこまで人を悲しませたらええねん！





…






けして、光の射さない真っ暗な空間を
ただひとり、歩き続ける俺。

一体、どこに繋がっているんか分からへん


そこが天国なのか、地獄なのか。
それすら、俺には分からへん。


大毅…ごめんな、、
こんな兄貴で



母さん、産まれてきてごめん。

崇裕、照史…
許してくれとは言わへん。

ただ、１つお願いがあんねん。




大毅を宜しくな…

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