兄貴？そんなん思てへんやろ【JW】

18 崇裕side ページ19

崇裕side




佐原(さはら)さんと別れて
大毅と俺の車で、急いで家に向かった。


「なぁ大毅」
シゲ「ん？崇にぃ、どないしたん」
「お前、知ってたんか？兄貴の過去」
シゲ「…おん。」


そう言うと、大毅は俯いてしもた。


「大毅…俺ら勘違いしとったんやな。勝手に兄貴が殺した思て」
シゲ「なぁ、崇にぃ。俺ら、元に戻れるやんな！」
「あの頃みたいに、戻れたらええな」


大毅の眼には、涙が溜まっとった
そっか、大毅は兄貴に一番なついとったんや
あんな兄貴をみて、悲しかったやろな…


俺ら、大変な事してしもたんや。
もしかしたら、取り返しがつかへんかもしれへんな



佐原(さはら)さんが帰り際に俺に言ってた

(もしかしたら、淳太くん…崇裕くんたちの事を拒絶するかも知れないから)


ホンマにこないな事になるやろか。




兄貴が俺らを拒絶するなんて＿＿＿

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