14 望side ページ15
望side
不意に、淳にぃの部屋に行きたくなって部屋を出た。
「ここやったっけ、、」
扉には、黄色のプレートにJuntaと書かれていま
「ここやな。」
___ガチャ
扉を開けると、そこには
図書館かと思うぐらい…本が並んでいた。
「難しい本ばっかやな……ん?」
本を眺めてると、大事そうになおしているアルバムを見つけた
手に取ってみると、
そこには【家族のアルバム】と書かれてた。
「うわ…俺ちっさ(笑)」
中には、俺らの幼い頃の写真が並んどった
せやけど、何処にも淳にぃらしい人が写ってへん、、
「何でやねんろ、、」
不思議に想いながら、アルバムを元に戻そうと
棚を見たとき、奥に何かがあるのが見えた。
「ん、、あっ取れた」
それは、日記みたいやった。
「淳にぃのやつか…えっ、、、」
その内容は、悲惨なもんやった。
******
『今日、僕のせいで母さんが亡くなった。
弟たちは、みんな僕を責めとる。
まぁ…当たり前、やわ…母さん殺してんもん。』
『今日も学校で虐められた。
軽く腕の見えへん所を斬られた、人殺しっ!って言われた。
僕…生きてる意味あんのかな。』
『最近、胸が痛みだす回数が増えてきた
薬飲んでも、治らへん。』
『いつからやろ、笑われへんくなってもーた。
家におっても、学校でも怯える日々
もう、うんざりやわ…』
『弟たちにも、相談でけへん。
いや、したらアカンねんな…俺は。
最近、崇裕たちは俺の存在をいや、俺がおる事自体知らん事にしとる。
それでええねん、そしてこのまま消えれたらどんなにええか』
*****
読んでるうちに、俺の眼からは涙が溢れてきた
俺はしばらく、その場で泣き続けた。
362人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海愛(プロフ) - (´c_,`* Ξ*´,_ゝ`) イエイエ♪ (2015年8月5日 18時) (レス) id: 2e46491263 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 笑笑笑笑 そー?? (2015年8月5日 18時) (レス) id: 64d4fa2dfd (このIDを非表示/違反報告)
碧音(プロフ) - 海愛さん» ありがとう (2015年8月5日 18時) (レス) id: 22ce712a9e (このIDを非表示/違反報告)
海愛(プロフ) - 良かった笑メッチャ泣ける泣ける笑 (2015年8月5日 18時) (レス) id: 2e46491263 (このIDを非表示/違反報告)
碧音(プロフ) - あすかさん» うるせ(笑) (2015年8月5日 18時) (レス) id: 22ce712a9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紫蘭 黄 | 作成日時:2014年5月29日 23時