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朝、起きたら廉はもういなくて。



昨日「 明日5時起きやねん 」っていってたもんなあとか思い出して。



まだ眠い目を擦りながらリビングへ向かうと



『 おはよ。Aのことやから朝ごはんとかコンビニへわざわざ買いにいくやろ思たんで言っときます。冷蔵庫の中勝手に使ってええでな。あんまないかもしれんけど。また買い物でもしてきといてー夜ご飯いりません。じゃなー 』



相変わらずぐっちゃぐちゃの字で。



「 ...ふふっ 」



思わず笑みが零れた。





まだ学校も始まっていないもんだから



ぶらぶらするついでに買い物でも行こうと



したのはいいんだけど...



よくよく考えてみれば何処に何があるのかなんもわからない。



まずコンビニの場所すらもわからない。



...てことはちょっとまって。






何処に学校があるのかすらも分からない。



幸い明後日からだから明日がある。






「 もしもしうみちゃん? 」



うみ「 はいー? 」



「 明日暇だったりする? 」



うみ「 明日ひま!案内しようか? 」



「 あ、うんお願いしたい! 」



うみ「 じゃあスカイツリーまで来れる? 」



「 た、たぶん?なんとか... 」



うみ「 まあ迷ったら連絡して!じゃあ10時にそこ集合で! 」




こうしてうみちゃんの東京案内が決まった。


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作者名:ぽん | 作成日時:2019年7月21日 11時

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