【ボールルームへようこそ】Shall we dance? (ページ21)

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ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

うん、久しぶりに踊ったけど楽しい

青空「隼人、お疲れ様」ﾆｺｯ

隼人「青空もお疲れ様(笑った！楽しかったんだ)」

手を繋ぎ司会者の方へ歩く

司会者「豪華なサプライズですね！おどろきました！」

マイクを隼人に渡す司会者

隼人「俺も驚きました。マリサさん急に頼むんですもん」

隼人の笑いに合わせて会場が笑いに包まれる

マリサ「あら？その様子にしては随分楽しんでたみたいだけど」

マリサさんが私の方をみて笑う
...ばれてたか

青空「うん。楽しかったです。いつもより。」

司会者「いつもより？」

青空「はい。今日の出場者に私と隼人が少しだけ教えた子達がいて、頑張ってたから」

ザワつく会場と驚く多々良達

隼人「まあ、俺達は審査員じゃないので贔屓とかなんてもちろんできませんけどね」

青空「なにいってんの？贔屓どころか厳しく見るでしょ？」

隼人スパルタだから

司会者「それでは最後にお言葉をいただいていいですか？」

隼人「あ、なら青空任せた」

青空「えっ...あの応援とか言葉にするの苦手なので変かもしれませんが、
私はダンスが好きです。そして、ダンスを勝つためだけに上手に踊る人よりダンスを楽しんで踊る人のダンスの方が好きです。
なので、私は楽しんでるダンサーの演技を今日は見たいです。頑張ってください」

拍手があがる。
こんな下手な言葉なのにありがとうございます

隼人(ダンサー、主に男の士気が上がってる...なんていうかさすがだな)

固まって会場を睨んでる隼人
なにしてんの？

青空「隼人、恥ずかしいから速く戻ろ」

あんまり目立つの好きじゃないの

控え室に戻って休んでると

マリサ「あらあなた達着替えないでね？」

え、なんで？このままは恥ずかしい

マリサ「当たり前でしょ？せっかくなんだからきててちょうだい」

それだけ言って颯爽と去っていったマリサさん

隼人「嵐だな」

青空「ほんとに。はぁ」

今日は厄日でしょうか