【ボールルームへようこそ】Shall we dance? (ページ19)

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今日はいよいよ天平杯

賀寿と雫ペア、多々良と真子ペアが踊ってるんだけど

青空『見たかった』

マリサ『あら珍しい。青空がそんなこと言うなんて。仙石くんでてたかしら？』

何故か私はマリサさんと清春と隼人と一緒に車の中

隼人は仕事の疲れ残ってて寝てるし清春も寝てる

清春の髪いじってやろうかな

清春「！なんか今大きな音しなかった？」

わ、びっくりした

マリサ「え？そう？あ、清春日本語喋ったー百円罰金ね」

清春「もう辞めようそれ。青空さんも疲れるでしょ？」

マリサ「なによ。ロシアのおばあちゃんの言葉で話そうって言ったのじゃない。...ちょっと！無視しないでよ！そりゃお母さんいつもお仕事で忙しくて一人でお留守番させて悪いと思ってるのよ？でもあなた一人好きだし、たまに会えた時くらいイチャイチャさせてくれてもいいじゃない？...もうすぐ着くわ近くに温泉もあるって足のリハビリにも丁度いいんじゃない？」

青空「私も疲れない。ロシア語で話すの好き。...あ。また寝ちゃった」

アナウンス「会場にお集まりの皆様。遅れておりました本日の主催者及び審査員長が到着致しましたのでこれより、ご挨拶を申し上げます」

天平さんの挨拶が始まる
裏方に居る私には見えない

アナウンス「続きまして、準決勝から特別審査員をお迎えしております。もとプロフェッショナルスタンダードチャンピオン、兵藤マリサ先生」

マリサ「ハァーイ！」

勢いよく手を広げ、挨拶を始めるマリサさん

隼人「元気だなマリサさん」

青空「うん。大変そうだったから心配だったけど大丈夫そう」

マリサ「さぁ、じゃあここで私からのサプライズをお届けしようかしら？」

会場にどよめきが走る

マリサさんと目があい、隼人が差出してくれた手をとり進む

マリサ「今年プロデビューした隼人と青空よ！」

「きゃー！生で初めて見た！」
「美男美女...」
「顔ちっちゃ、足ほっそ、スタイルいい...」

マリサ「二人には私がプロデュースした服を着てもらってるの」

隼人のは見た目がスッキリしてみえる型崩れしにくい服

私はピンクのマーメイドドレスなんだけどところどころ破れてるみたいなデザインだからだいぶ露出がすごい

もう何年もダンスやってるしマリサさんの服着てるから慣れたけどね

会場にいる仙石さん、賀寿、雫、多々良、真子、マリサさん、そして清春を順に見てく

マリサさん以外は驚いた顔してる

うん。いい顔。もっと驚かせたくなる