【ボールルームへようこそ】Shall we dance? (ページ8)

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Step7 ページ8

青空「清春、落ち着いて。次もあるんでしょ、雫と準備しに行こっか」

雫「っ、青空さん」

隼人「(無理してるな)仙石さん。多々良替え玉に使ったこと何かあったら責任取ってくださいね？環さん。頼みました」

環「ええ、そうよ！ルール的に大丈夫なの！？」

ありがとう隼人。今私が言ったら抑え聞かなかった

隼人「よし、準備できた」

清春「あの、青空さん！」

青空「...なに？清春？もう始まっちゃうよ。...雫、あとこれ止めて終わり」

雫「は、はい」

清春「どうして俺のこと！ﾑｯ」
隼人「清春、終わらせてからにしろ」

清春「...あぁ」

『タンゴ第２ヒートです』

清春ちゃんと歩けるみたい。よかった

仙石「でるな！兵藤！」

清春「...引けるか、あんなもの」

振り返って多々良くんとちらっと私を見た気がした。

清春「みせられて」

結局いった清春
それに納得いかないのは

仙石「あいつの脚がぶっ壊れたらお前のせいだ！」

多々良くんの胸元をつかみ言う仙石さん

多々良「はい！？」

環「えっ！兵藤くんどこか悪いの！？」

あぁ、ほんとに誰にも言ってなかったんだね

仙石「俺だって鞄の中のテーピング見るまで気づかなかったっつーの。嫌な予感するぜ、あの目...大人しく失格になっていればいいものをよーー」

青空「...仙石さん、私違和感感じてた。清春分かりにくいから違和感だけしか感じられなかったけど。ごめんなさい。相談すればよかった。私にも非があるの。多々良くんは悪くない。だから離してあげて」

仙石「でも！」

隼人「仙石さん、わかってるんです」

隼人「多々良はまだ素人。そんなやつにオリジナル盗まれて、自分のパートナー好き勝手踊らされたら男として黙ってられないことくらい」

ｷﾞｭｯ

青空「！隼人...？」

隼人「俺が清春なら絶対黙ってられないから。だから多々良、これだけは覚えとけ。お前は清春に火をつけちゃったんだ」

多々良「！」

すごい気迫。
っでも待って、アレは確実に脚、やってるよ

清春「はっ！」

「「！！」」

隼人「清春が、吠えた」

ものすごく痛いこと知ってるのに、でもそれと同じくらい
いや、それ以上清春がダンス好きなの知ってるから

青空「っ！」ｷﾞｭｯ

隼人「！青空...！」

涙が、出てきちゃう...！

いつもと違う荒っぽい清春に会場の視線が集まる

あぁ、彼はやらかすな

そう思った瞬間

隼人「跳んだ」

彼はほんとに無茶をする。

でも、

青空「とても綺麗...」