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___ ページ32

伊野尾side

伊野尾「ん、・・・ほぁ?」

目を覚ますと、全然知らない場所にいた。

記憶にないけど、ベットに寝てる。


?「あ、目、さめました?」

伊野尾「・・・ここって・・・」


俺のところに、水を持って来た男に話を聞いた。


それは、俺がはいるのを躊躇した、あの精神科の医者だった。



どうやら俺は3日間寝たまんまだったらしい。

4日前、あの海で俺は波にさらわれて気を失った。


で、

砂浜にうちあげられていたところを助けてくれたみたい。

海で体が冷めたのか、高熱で苦しんでたらしい。


なんにも覚えてねぇ・・・




医者「ずっと熱がさがらなくてですね〜 俺、そっちの医者じゃないから普通の看病しかできなくて笑」

伊野尾「いや・・・じゅうぶんすぎます」

医者「あ、そういえば、知り合いの方がいらっしゃってるんで呼んできますね」

伊野尾「いや、やめてくださいッ」

医者「、え?」


とっさにとめてしまった。


伊野尾「あ、いや・・・」

この失態をどう弁解しようと考えていると、




医者「お話、ききますよ?」


その一言で、俺の心が解放された。

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作者名:Pao | 作成日時:2020年2月1日 23時

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