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中島side
薮くんが、圭人との電話を切って以来、会議室には沈黙が流れていた。
その沈黙を破ったのは、意外にも知念だった。
知念 「頼られてないんだ、いのちゃんに。」
八乙女 「なんで、そんなこと」
知念 「だって、相談すらされてないじゃん、」
薮 「、それ、は・・・」
知念 「メンバーだっていうのに、相談されてない、そういう話、なにもされなかったでしょ。
僕らじゃ、ダメだったんだよ。いのちゃんからしたら、何か足りなかったの。」
中島 「、何かって、、? 」
知念 「・・・それは分かんないけど」
・・・知念の言うことにも一理ある。
いつも一緒にいるメンバーは、本来なら1番 相談しやすい存在でなきゃいけないはず。
有岡 「俺らじゃ、だめ・・・」
大ちゃんのつぶやきが、各メンバーの心に刺さる。
、俺もそうだ。
いのちゃん、仕事がある日に体調くずす、とか最近よくあったし。
雑誌の撮影とかでもよく眠っちゃってたし。
気づける部分はたくさんあった。
ゆぅーとぉー!って、語尾に音符マークつけて駆け寄ってくる いのちゃんの顔が目に浮かぶ。
ここ何ヶ月か、あの笑顔もみてないな。
本当のいのちゃんを失ってしまった原因は、俺たちなんじゃないだろうか。
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作者名:Pao | 作成日時:2020年2月1日 23時