青に染まって、君を想う。 (ページ16)

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薮side

思い立ったが吉日。

光に、いつもダンスレッスンさせてもらうビルの会議室を貸してもらうように連絡をしてもらっている間に、俺はJUMPのグループLINEに一言、メッセージを入れる。

薮〈今日、全員で会えないかな〉

1番に返事が来たのは、髙木。

続いて知念に裕翔。

この3人は来れるみたい。

タイミングがよかった。

そして大ちゃんに山田、この2人はお昼に仕事が終わるということで、昼から全員で会うことになった。

岡本〈なにかあったの？〉

1人だけ国外にいるせいで、集まって話をできない岡本が、心配そうなスタンプとともにメッセージを送ってきた。

こいつには、あとで個人で話をしておこう。

LINEでは、本題に関して詳しく話をしていない。

やっぱり、大事な事だし、自分の口で話がしたかった。

八乙女｢会議室とれたよ｣

薮｢よかった。ありがとう｣

伊野尾の容態はまだよく分かってないし、実際のところ、もしかしたら直ぐに気持ちを切り替えてくれるかもしれないし。

大袈裟にする必要はないとは分かっていたけど、メンバーには小さいことでも言っといた方がいいよな･･･

俺と光で、メンバーになんて伝えるか、考えて、悩みまくった。

そして、その時間がやってきた。