青に染まって、君を想う。 (ページ14)

今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:52,026 hit

気づき___ ページ14

伊野尾side

目が覚めたらそこは、いつもとは違う部屋だった。

あれ、ここ、どこ。

そのまま動かずに、今までの記憶をたどる。

わっかんねぇな

いつ、どうやって俺はここに来た、？

そこまで考えて、ふと冷静になった。

白いカーテンが自分の寝ているまわりにひかれている。

同じく真っ白なベッド。。

そして、俺の腕からのびている点滴。

あ、

病院か。

まさか、おれ、倒れた？

メンバーの前でとかじゃないよな？

バレて、ないよな、、？

こんなのバレたらまた裏口たたかれるだけだ。

仕事が減る。

信頼を失い、いづれメンバーを失う。

いや、大丈夫、俺はうまくやってた。

リスカもバレてなかったし。

･･･、あれ、おれ、この服･･･

薮とロケしたときの服、？

いつから記憶がないんだ？

やぶ、？

薮が、俺を病院に運んだのか？

まてまてまて、

これ、俺の人生おわったかんじ、？

そんなことをかんがえながら、俺はまた目をつぶった。

もういっそ、深い眠りについてしまえという気持ちをこめて、ぎゅっと目を閉じる。