＊ Aoshashinn 02 ∞ Maruyama.R

# 064 Nishikido R ページ17

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錦「 あ、すばるくん。」


渋「 亮来てたんか。」


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加藤の病室から出てきたすばるくん。


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錦「 … あいつは？」

渋「 大丈夫やろ。」


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そのまま俺らはなんとなくフロアの椅子に並んで座った。


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渋「 Aちゃん、強がりっていうか素直ちゃうやんな。」


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しばらく黙ってたすばるくんが喋り出す。



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錦「 … 俺興味ない。」

渋「 興味なくてもわかるやろ？亮なら。」


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錦「 … でも 。」


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興味なくてもわかってまう自分が嫌になってまう。



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渋「 きっとな、内心はAちゃん誰かに助け求めてんねん。 辛いんやと思う。」


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渋「 … Aちゃん助けたいって思わん？」


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あいつを助ける。


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錦「 …。」

渋「 … 協力するしないちゃうねんで？ 今度 答え教えてな。」


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… 。


難しい。



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立ち去るすばるくんの背中を見つめながら必死に考えていた。

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