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第二十一話 ページ21

マサイside
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俺はここの館の周りと正反対の超都会で育った。




俺の父は政治家で金持ちの家で俺は育った。





マンションの最上階。景色も夜景もすべて輝いている。



普通そんな生活をみんなはいいなって言うはず。




でも違う。母は、名誉のためだけに俺を生んだ。父は仕事で家に居ない。





母は気づけば違う男と勝手に俺をおいてどっかにいったりするようになった。






俺は家で一人ぼっち。友達はいない。





外を眺めて、ぼーっとするしかない。





ある日、俺はこんな人生から抜け出したくて、家を飛び出した。




そして、何日も走って走って走りまくって。





気づいたら大きな森の前にいた。



家からでたことないし、そもそも遠くに行ったことなかったからわからなかったけど




大きな都会を少し進むとこんな森があった。




ここにいたら誰にも見つからないって思って俺は森の奥に突き進んでいった。




少し奥に進むと鉄でできた網が張ってあり、簡単に入れないようになっていた。





そこを何とかよじ登ろうとして網の近くに近づいた瞬間びっくりした。





男の子があっちから逆にこの網を登ってこっちに来ようとしてたから。





『な、、なにを、、やややってるんですか?』







同じ年くらいの子に話しかける。初めてだから少しおどおどしてしまう。





『君の名前は、、?って痛っ!』





その子は網に触れた瞬間痛みを訴える。





俺も怖いながら網に触れたが別に何も異変はない。






『どうしたの?』




そう聞いた後に後ろから大人の声が聞こえた。





俺は運動神経が悪いながらも一生懸命よじ登る。






反対側にいた子も手を貸してくれて何とか奥に入ることが出来た。





『ありがとう。』





『うん。俺の名前はシルク。君は?』





『マサイ。よろしく。』




そういって手を離した後、シルクはなぜか自分の手の匂いを嗅いで困った顔をした。




『どうしたの?俺臭かった?』



『マサイ、手から血が出てない?』



『え?』


シルクに指摘されて手を見ると血が出ていた。



『あ、ごめん!さっき力んだからかも、、』




『全然、大丈夫だよ。』




シルクは俺の血がついた自分の手をぺろりと舐める。



『え?』



『美味しい。。どうして?』



シルクがそう言って俺を抱きしめそのまま首に噛みついた。

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ピース - あなたの書いた小説を絵にかいていいですか? (2019年1月20日 13時) (レス) id: 03c8bb7154 (このIDを非表示/違反報告)
とと - 何回見ても面白いです (2017年8月7日 13時) (レス) id: 12cc67f0ab (このIDを非表示/違反報告)
aoao(プロフ) - ばんちょーさん» お、一緒ですね!文章力全然ないっすww (2017年7月25日 13時) (レス) id: a8d1453981 (このIDを非表示/違反報告)
ばんちょー(プロフ) - 中二だったんですね!( ゚д゚)私も中二なんですが、「なんだろう、この文章力の差は……。」とショックを受けてますw更新頑張って下さい! (2017年7月23日 19時) (レス) id: 7e32898fa3 (このIDを非表示/違反報告)
☆★blackcat blueeye★☆ - それなら良かったです…!夏休みに入ったからといって浮かれていると大変な目にあうので… これからも更新待ってます…!!!頑張ってくださいね…! (2017年7月20日 22時) (レス) id: 92ccd369f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:aoao | 作成日時:2017年5月29日 22時

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