＃１２５ ページ32
和也side
身体が冷え切ったAの手のひらをそっと撫でた。
こんな…
こんなこと誰も願っていないんだよ…
翔「とりあえずある程度の処置は終わったから病室に運ぼう。」
だけどその日Aがいつもの病室に戻ることは無かった。
Aは鍵のついた二重扉の症状が重い人のための病室に移された。
智「…A、分かるか？」
大野さんの問いかけにもゆらゆらと瞳を揺らすだけ。
いつもの笑顔はどこに消えてしまったんだ…
智「またあとで様子見に来るからね。」
それだけ伝えて俺らは病室を出た。
雅「どうしたもんだか…」
医局に戻って作戦会議というか…現状報告というか…
和「潤くんが見つけたときはどんな状況だったの？」
あんな雨の中、腰まで海に浸かってたなんて目的はひとつしか考えられない。
考えたくもない目的だけど…Aの中には少なからずそういう思いがあったということだ。
潤「俺がAを見つけたとき…」
潤くんが重い口を開いてその時の事を事細かに話してくれた。
今のA自身から話は聞くことは出来ないけどその思いを汲み取ることくらいなら俺らにもできるはずだから。
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K,I,O,H,W,D - 初めまして！素敵なお話ですね。続きが気になります。作者さんのペースでいいので更新楽しみにしています。 (2020年10月9日 16時) (
レス) id: 522229740f (このIDを非表示/違反報告)
らんか - すごくいい作品ですね！続きも楽しみです！ (2019年8月24日 7時) (レス) id: 167a844d69 (このIDを非表示/違反報告)
蒼紗仁真(プロフ) - 元蒼沙仁真です。諸事情で作品と名前変わりまして…新しい名前で検索いただければ続きの作品が読めます！お待たせしてすみません！（新しい作品のタイトルの頭に【改】とついています。） (2018年5月22日 11時) (レス) id: be3f562168 (このIDを非表示/違反報告)
し〜ちゃん - はじめました(o^-^o)続編まで１日かけて全て読ませていただきました。すごく良かったです。私も入院歴があります。だから読んでいて内容もちゃんと実際に合っている部分も多かったです。続きがとても読みたいです。難しいかもしれませんが是非お願いします。待ってます。 (2017年8月17日 23時) (携帯から) (レス) id: 055287d7b2 (このIDを非表示/違反報告)
なずなLOVE - 作品とても面白かったです。続きも頑張ってください。 (2017年8月11日 23時) (レス) id: 8ab7822bc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼沙仁真 | 作成日時：2017年1月25日 21時
