＃１２４ ページ31
翔side
智「翔くんはここで待ってなきゃ…」
翔「でも…こんな時間経って…もう居ても立ってもいられないよ。」
俺が立ち上がった瞬間、智くんのPHSが鳴り響いた。
智「はい、…分かった。処置室で待ってるから。」
A、見つかったんだ…
嬉しいことのはずなのに智くんは寂しそうに口を動かした。
智「…Aね、海にいたんだって。みんなでバーベキューに行ったあの海。腰まで海に浸かってて松潤がもしあの時見つけてなかったら…」
その先を聞きたくなくて俺は耳をふさいだ。
もしもなんて聞きたくない。
俺は智くんの手を振り払って処置室に向かった。
今は『もしも』より目の前にある大切なものを守らないといけないんだから。
松潤に抱えられてAは病院に戻ってきた。
意識はあるもののどこか心がない。
和「潤くんは着替えてきて。そんなに濡れてちゃあなたも風邪ひいちゃうから。」
診察台に寝かせたAはやっぱりどこか上の空で。
翔「A…？」
名前を呼んでも反応は鈍い。
雅「こっちはとにかく体温上げるから意識ハッキリするまで声かけ続けて。」
車でもかなりの距離をAは歩き続けて雨も降ってるのに海に入って…何のために？
智「A、もう大丈夫だからね。」
和「…A」
Aは…命を絶とうとしたの…？
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K,I,O,H,W,D - 初めまして！素敵なお話ですね。続きが気になります。作者さんのペースでいいので更新楽しみにしています。 (2020年10月9日 16時) (
レス) id: 522229740f (このIDを非表示/違反報告)
らんか - すごくいい作品ですね！続きも楽しみです！ (2019年8月24日 7時) (レス) id: 167a844d69 (このIDを非表示/違反報告)
蒼紗仁真(プロフ) - 元蒼沙仁真です。諸事情で作品と名前変わりまして…新しい名前で検索いただければ続きの作品が読めます！お待たせしてすみません！（新しい作品のタイトルの頭に【改】とついています。） (2018年5月22日 11時) (レス) id: be3f562168 (このIDを非表示/違反報告)
し〜ちゃん - はじめました(o^-^o)続編まで１日かけて全て読ませていただきました。すごく良かったです。私も入院歴があります。だから読んでいて内容もちゃんと実際に合っている部分も多かったです。続きがとても読みたいです。難しいかもしれませんが是非お願いします。待ってます。 (2017年8月17日 23時) (携帯から) (レス) id: 055287d7b2 (このIDを非表示/違反報告)
なずなLOVE - 作品とても面白かったです。続きも頑張ってください。 (2017年8月11日 23時) (レス) id: 8ab7822bc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼沙仁真 | 作成日時：2017年1月25日 21時
