【文スト】不気味な美術館に迷い込んだ双黒 Second【ib】

四十二枚目 ページ9

中也side

太宰がそっとドアを開けた。

中「以外と広いな」

ソコは広めの長方形の部屋だった。
物は無く 奥の壁に大きめの鏡がある。

ﾊﾟﾘﾝｯ

太(また… もしかしてこの音って…)

ギ「…鏡？」

四人が鏡の前に立つ。
当たり前だが 四人が写っている。

太「ふむ… 中也ちっさ」

中「あ"ぁ！？」

太「ふふ あまりイヴちゃんと変わらないんじゃない？」

中「なっ そ、そんな事は…… ね、ねぇよ！」

太「え〜」

中「うぜぇニヤニヤすんな」

ギ「あはは… あら？ イヴどうしたの？ そんな驚いた顔して…」

イ「入り口のところ…」

ギ「！？」

見るとそこには 無かった筈のマネキンの首が置いてあった。

ギ「なによコレ……いつの間に
部屋に 入ってきたのよ……」

中「これじゃでらんねぇなぁ…」

なんて呟いて 一度奥に戻る。
もう一度鏡の前に立てば四人が……

写っていなかった。

性格には 増えていた。
太宰とギャリーの間に マネキンの首が。

太「っ！？」

ギ「………………えっ？」

咄嗟に四人とも鏡の前から離れる。

マネキンの首は すぐ後ろにあった。

ギ「ぎゃーっ！！」

ギャリーが相当驚いたのか 大声で叫ぶ。

ギ「なっ なによ コレ……！」

ばっと立ち上がると マネキンの首に向けて足を振り上げた。

ギ「こ……… この…………！」

中「ギャr…」

俺が声をあげる前に イヴがギャリーの腕を掴んで止めた。

イ「ギャリー やめたほうが… いいと思う…」

ギ「……………………。
………わかったわよ イヴ
ちょっと 大人気なかったわね」

太(襲ってこない方が心臓に悪いかも…)

ギ「さ…… じゃあ 行きましょ」

四十三枚目→←四十一枚目

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

ラッキー文豪

マーガレット・ミッチェル

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す