【文スト】不気味な美術館に迷い込んだ双黒 Second【ib】

四十七枚目 ページ18

中也side

中｢___っ ﾊｯ｣

ばっと 目を覚まし起き上がると そこは小さな部屋のようだった。

隣には ギャリーのコートをかけたイヴがまだ眠っている。

中(夢 か…)

太｢あ 起きたの中也 ずっと眠っていればよかったのに｣

中｢あ"？ 起きるわ！｣

ギ｢よ、よかった 元気そうね…｣

中｢嗚呼 すまねぇな心配かけた｣

イ｢うーん…… ﾊｯ｣

話していると イヴがはっとして起き上がった。

ギ｢イヴ…！ 大丈夫？｣

イ｢…少し 怖い夢をみた…｣

中(夢……)

太｢そう… すまないね気が付かなくて 起こせばよかったかな｣

ギ｢イヴ そのコートの 左側のポケット 探ってごらん？｣

イ｢……？ コレ 飴？｣

ギ｢それ あげるわ 食べても いいわよ｣

太｢じゃあ もうちょっと休んでから 出発しようか｣

中｢嗚呼｣

ふと 近くの貼り紙に目をやった。

『美術館での禁止事項』

『大声での会話は 禁止
写真の撮影は 禁止
飲食の持ち込みは 禁止』

『作品に触れる事は 禁止
万年筆の使用は 禁止
館内で走る事は 禁止』

中｢よくわかんねぇのもあんな…｣

イヴは隣で少し大きな絵を眺めていた。

イ｢無題…｣

ギ｢ちょっと… 不思議な絵ね｣

その後暫く 4人で話をした。
歳はいくつだとか 話し方だとか そんな他愛ない話___。

太｢そろそろ 行こうか？｣

中｢おう そうだな｣

ギ｢イヴ もう出発して 大丈夫？｣

イ｢うん もう大丈夫｣

ギ｢オッケー じゃあ 行きましょうか！｣

そうして一時の休憩を得た俺達は ここから出る為に また歩き出した。

〜祝！100〜→←感謝！13

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