通知 ページ10
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「しょーくーん」
はいるよー。とドアをノックする。
天月「はいはーい」
返事がきたのでオープン。
こっちに背を向けて棚にものをおいていたしょーくんが振り向く。
天月「…おー、なかなかいいね」
「あれれぇ？しょーくん顔赤くなぁい？」
天月「あっれれぇ？おかしぃぞぉ？」
「なるほど、惚れたか」
天月「ごめん、それはない」
「うわなんかフラれた気分」
そんなやり取りの中でしょーくんに写真を撮られた気がしたけど気にしないでおく。
…あとでこっそり消しとくか。あ、でもスマホのロック解除できねぇか。
「あ、そーだ。布団は自分でとってきてね」
天月「ん、ありがとー」
今度ベッドを買ってくるらしい。
それまでは布団を貸すことになった。仕方ない。
まぁ、前からしょーくんはちょくちょくお泊りに来てたからね。ボッチの私におうちにも客人用のお布団があるのはそういうわけさ。
「一応言っとくけど、私が一人前になるまでだからね」
天月「…ん？なにが？」
しょーくんがとぼけたように聞き返してくる。
「……わかってるくせに」
ボソッとつぶやいた声はしょーくんには届かなかった。
天月「それよりさー、あそぼうよ、暇だよー」
「何言ってんの…。お泊りじゃないんだから」
天月「…っ！そっか！」
あっ、なんか余計なこと言っちゃった気がする。
ちらりとスマホを見る。時刻はそろそろ十二時になるところだった。
明日は学校だしなぁ、そろそろ部屋戻るか…。
「じゃ、部屋いくね。片付けがんばれよー」
天月「りょーかい。おやすみ、A」
「ん、おやすみ」
ニコッと笑って手を振るしょーくんに、私も小さくふりかえす。
自室の扉を開ける。
「あ、そうだ、音源、Ｍｉｘしてくれるように頼まないと」
布団の上に閉じておかれているパソコンを開いて、しょーくんに教えられたとおりの手順をふんでＭｉｘ師さんと連絡を取る。
すぐに了承の返事がもらえた。これでＭｉｘの問題は解決だ。
「…ほんとに、歌い手になるんだな…」
まだ実感がわかないまま、パタン、とパソコンを閉じる。
ふぁあっと大きなあくびがひとつ。
思っていたより疲れていたらしい。
眠気が尋常じゃない。
ピコん、とスマホから通知音が鳴る。
音的にツイキャスの通知だな…。
でももう眠いし、明日学校だし、いいや…。
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りん(プロフ) - 船と歩く18禁のluzさんのスペル、間違ってます。御本人様にも失礼なので直した方がいいと思います。面白いので更新頑張ってください (2018年10月18日 1時) (
レス) id: f291a7ec7d (このIDを非表示/違反報告)
Alice@夜未(プロフ) - 星空舞子@ラさん» こっちまで読んでくださってありがとうございます！！感謝しかないですぅうう…！！ (2018年8月21日 23時) (レス) id: fcdf5a8177 (このIDを非表示/違反報告)
星空舞子@ラ(プロフ) - そうるーとから来させていただきました！！こちらも面白いです！応援してます！！ (2018年8月21日 17時) (レス) id: d6b0f30b71 (このIDを非表示/違反報告)
Alice@夜未(プロフ) - @ラさん» うぉおありがとうございますううう！！続編も頑張って考えます！ (2018年8月17日 18時) (レス) id: fcdf5a8177 (このIDを非表示/違反報告)
Alice@夜未(プロフ) - ＄@端末が死亡さん» めっっちゃ頑張ります←← (2018年8月17日 18時) (レス) id: fcdf5a8177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice@夜未 | 作成日時：2018年8月14日 19時
