第二話 裏向きカード ページ3
ーAsideー
る「まさかAさんも表裏激しい方とは思いませんでしたwww
え〜っと、鬱さん？はちょっと裏ありそうだな〜とは思いましたが。」
『うちもるぅちゃん最初は王子様スマイルでほほ笑んでくるから、
超一瞬だけこいつ裏ありそうだな…って思いをかき消したんだよね…』
鬱「正直焦った。」
『それな??茶木家のご令嬢がこんなんだってばれたら…って焦ったわwww』
る「それ言うなら僕の家系もなんですけどねwww」
『執事の家系やからなwwwだからお出迎え役やったんやろ？www』
る「あ、そういえば、婚約者…」
『っ…』
自分でもわかるくらい黙り込む。
る「あっ、ごめんなさい。嫌でしたよね、この話。さ、教室行きましょう。」
あたりを見渡すといつの間にかいたはずの鬱はどこかに行ってしもうたみたい…
ここにはるぅちゃんとうちしかおらん。
なら…
『好き…』
る「はぇ？」
『だから…好きっなの…/////』
る「…/////」
お互い沈黙が続く…
沈黙を遮ったのはるぅちゃんだった…
る「そんな冗談wwwそれに…Aさんには婚約者がいますよね？」
『っ…』
る「僕は別に婚約者を嫌おうが好きにしていいと思いますが、
そういうのはいけないと思いますよ。」
『っだ、だよね〜、ごめんねぇ〜…』
やっぱり気まずくなってお互い静かになる…
る「…。」
るぅちゃんは無言のまま歩き出す。
教室、行くんかな…？
るぅちゃんとうちは同じクラスやったけ…？
鬱「Aと、学校で執事する黄瀬君同じクラスだって。」
『へぇ〜…』
そんな会話をした…
気が、する…
無言で彼の後をついてゆく…
ガラァ…
るぅちゃんが一つの教室の扉を開ける。
る「転校生の茶木 A様連れてきました。」
先生「おっ、おう…」
先生もわかりやすいほどビクッとなる。
そんなに貴族の娘怖いか??
『茶木 Aです。皆さん知っているとおり茶木家の長女です。
が、ぜひ気軽に話しかけてください。』
？「えっかわよっ」
？「あの子可愛くない??」
る「あ、席は僕の隣です。ついてきてください。」
『はい。』
る「では、改めてよろしくお願いします。」
『こちらこそよろしくお願いします。』
？「ねえねえ！」
『はい??』
こ「僕の名前は柳木 来路(やぎ ころ)。ころんって呼んでね！」
あ「ど〜しよっかな…でもこういうのも…いや、これか!?」
こ「あ、あっきいね。」
あ「言わせて…？」
こ「あと、君かわいいね。お昼休み一緒にお弁当食べない？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：狐 | 作成日時：2022年11月24日 7時
