夜のお遊び研究所♪2(in×ar)(ym×cn)

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ゆうりさいど。



どさくさに紛れて呼んじゃった感。

いつも通り息を整えて＿


「はい、どーぞ」
「…お邪魔します」

明らかに目が泳いでて、
まさに唖然、って感じですごい可愛い。




「挨拶とかは大丈夫だからね、

今日うち誰もいないから」


小走りで涼介の前に行き
可愛らしく振り向いて、
にこっと笑った。

怪しげな雰囲気が出てたらいいな、なんて


…♪…

「飲み物何がいー？」
「あ、ありがと、なんでもいいよー」

ふふ、なんでもいいんだな…
うきうき気分で、冷蔵庫に手を伸ばした。





「はい、青汁お待ちどうさまでーす」
「え"」


ふふん、青汁とは思わなかったでしょ
何でもいいなんてかっこつけるから


「青汁と きましたか知念さん」
「僕は嫌いだから飲んでいいよ〜」
「で、あなたはオレンジジュースですか」
「美味しいんだもん」



冷たいコップを両手で持って、
ソファーに座った。

涼介の隣。





「知念、小指たってる…笑」
「へ、…あー、癖なの
冷たいものとかさわるとねー、
なんか こーなるの」

へへ、と笑う。
涼介って本当すごい。

さっきだって僕が隣に座ろうとすると
席を開けてくれて、
いじわるで出した青汁も飲んでくれてるし

こんな人がモテないわけないよなぁ…




手先が冷たい。
最近冷えてきたもんな、
冷たいもん飲むんじゃなかった。

てかなんでこんなにいっぱい入れたんだよ…
まだ半分くらいあるじゃん…





ぼうっと、考えてた。


ふと手にあたたかさが伝わる。




「……っえ！？」


僕の手は涼介の手に握られてた。

それを頭で理解した瞬間、
さっきまで冷静だったのが嘘みたいに
熱がこもってきて


鼓動が、落ち着かない。




「……いや？」

ぽそ、と聞こえた涼介の声。
顔は見えなくて、
なに考えてんのか わかんない。



でもしっかりと手は握られていた。



「…いや、じゃないけど＿」



お願いだから手汗出ないでよ、とか
何か話さなきゃ、とか。

たくさんのことで
こんがらがった僕の頭。

やばい、やばいどうしよう。







「えと、…
…青汁、飲ませて、ごめんね」

「うん」

「…苦いの、嫌い、だった？」

「うん」


うあああ
コミュ症の会話じゃんかああ
どうしよどうしよ…



「……ごめ、んね？」

「…怒ってない、からさ」

「…？」



「オレンジジュース、ちょうだい？」

「へ？あ、わかった、取ってくる」


ソファーから立ち、冷蔵庫の方へ向かう。






その腕を掴まれて




「…そうじゃなくて、


口移しが、いい」




やっと見れた涼介の顔は


赤く染まっていた

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