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_Ryuto side_
中務「龍友くん、」
「んー？なしたん」
中務「俺、Aにキスした。」
「...は？」
騒がしい楽屋じゃ、こんな会話きっと誰の耳にも入っていない。
それをいいことにとんでもない爆弾発言をした裕太くんを睨む。
ほら、今間違えなく僕の心を占めている感情は嫉妬だ。
「なんで僕に言うん？」
中務「なんでやと思う？」
「...質問してんのは僕やで」
妬いているからこそ、こんなに曖昧な裕太くんが腹ただしく思えてくる。
裕太くんと、付き合う。
Aが、僕のこと好きじゃなくなる。
考えただけで嫌や。
それも、身勝手な自分が引き起こしたこと。
中務「......どっかの誰かが未だにAのこと泣かせてるからやろ。」
「...っそれは」
中務「俺が全部貰いたいくらいなのに、」
"龍友くんがそうさせてくれない"、はっきりとした口調で言った裕太くんはなんだか嬉しそうに見える。
中務「龍友くんが手を伸ばせばすぐ届くところにいるんやで、あの子は。」
「...その伸ばす手が、僕にはないんよ。」
中務「そんなん今すぐ生やせやっ。まだ間に合うんやから！」
後は知らんからな！と捨て台詞を吐いて行ってしまった裕太くんをキョトンとした顔で見送り、唖然とする。
...こんな僕でも、まだ間に合うんかな。
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ちょりこ(プロフ) - なかなか龍友の話が見当たらなくてのこのお話はとても面白かったです！ (2020年2月25日 8時) (
レス) id: 5d7662bc4f (このIDを非表示/違反報告)
る - すごく好きでした！ (2019年3月26日 10時) (レス) id: 00700fe21d (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - 全て読ませていただきました！ とても良いお話でした！！ (2019年3月25日 1時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
釈迦で~す推し。 - お久しぶりです。 もう、涙が止まりませんでした。 とにかく裕太君が優しすぎて、龍友くんが切なすぎて… 色々言いたいことはありますが、こんなにも最高の作品を書いてくださりありがとうございました! (2019年3月17日 1時) (レス) id: ec1ebb61a0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんあや(プロフ) - 最っ高によかったです！forYou…も大好きな曲だし龍友くんも大好きだし、なにより裕太くんの優しさに持っていかれそうになりました笑 (2019年3月12日 23時) (レス) id: 9e0d1bf52d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵子
| 作成日時：2019年2月23日 21時
