検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:156,841 hit

96 ページ16

.









中務「俺の事で頭いっぱいになってくれた?」

『...よく寝れないくらいに。』

中務「...そうやったらええなあって、ずっと思ってた。」



少し首を傾げて、あざとく笑う中務さんに私は更に戸惑ってしまう。

それってやっぱり...そういうこと?



中務「うん。それで俺は十分やわ。」

『中務さ、』

中務「あー名前呼ばんといて。」

『え、いや...あの中務さん......』


中務「今呼ばれたらまたチューしちゃうもん。」

『っは?!!』



それは廊下のど真ん中だからやめてくれ。

じゃあ場所が違えばいいの?って言われたら、また更に弁解しなければならないだろうけど。


そのまましらっと楽屋に入る中務さんの後を追い、私も楽屋に足を踏み入れる。



片寄「あれ、裕太くん...A見なかった?」

中務「??ここにおるやん。」

片寄「...あーごめん、裕太くんの後ろにいたから見えなかったー。」


『それはチビと遠回しに言ったということでよろしいですか?』

中務「ちっこい方が可愛いからええやん。な?」

『......嬉しくありません。』

中務「嬉しそうな顔してんで?」

『うるさいですよ!!』



完全に中務さんのペースだ。

はあ、と気づかれないように溜息を吐いた。









.

97→←95



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (315 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1567人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちょりこ(プロフ) - なかなか龍友の話が見当たらなくてのこのお話はとても面白かったです! (2020年2月25日 8時) (レス) id: 5d7662bc4f (このIDを非表示/違反報告)
- すごく好きでした! (2019年3月26日 10時) (レス) id: 00700fe21d (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - 全て読ませていただきました! とても良いお話でした!! (2019年3月25日 1時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
釈迦で~す推し。 - お久しぶりです。 もう、涙が止まりませんでした。 とにかく裕太君が優しすぎて、龍友くんが切なすぎて… 色々言いたいことはありますが、こんなにも最高の作品を書いてくださりありがとうございました! (2019年3月17日 1時) (レス) id: ec1ebb61a0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんあや(プロフ) - 最っ高によかったです!forYou…も大好きな曲だし龍友くんも大好きだし、なにより裕太くんの優しさに持っていかれそうになりました笑 (2019年3月12日 23時) (レス) id: 9e0d1bf52d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:葵子 | 作成日時:2019年2月23日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。