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片付けを終えて、バッグを片手に下に降りる。
外へ出ると特徴的な赤い髪の人が壁際に立っていた。
...間違いない。
ご飯食べに行ってるんじゃないの？
「遅い」
『...なんでいるんですか、』
「亜嵐くんのLINE見てへんの？」
マフラーを巻いて、鼻の先を赤くしている中務さん。
しばらく待っていたことがわかる。
バッグからスマホを取り出し、急いで確認。
"迎えあげるから仲良くねーっ"
と、可愛い熊のスタンプが送られてきている。
...どうしよう、初めてリーダーに殺意が湧いた。
「はよ行こーや」
『...すいません、わざわざ。』
「別に、頼まれただけやし。」
私の方を見向きもせず歩き出す。
これから同じ場所で同じ空間でご飯食べるのに、こんなんでいいのかな。
その後ろをちょこちょこ歩いてついて行く。
人通りが少ない光り輝く街を、なんで苦手な人と...嫌われてる人と歩かなきゃならないんだ。
というか、いじめなのではないでしょうか(？)
俯いていると中務さんが止まったことに気付かず、その背中に突撃してしまった。
「...ちゃんと止まれや」
『きゅ、急に止まんないでくださいっ』
「ん、着いた」
私の言葉を無視してドアを開けた中務さんに、溜息が出た。
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蓬 - 心にストンと落ちてくる葵子さんのお話にいっつも助けられてます。更新大変かと思いますが頑張ってください！応援してます！ (2018年8月17日 1時) (
レス) id: db0c6e08f6 (このIDを非表示/違反報告)
さちまる◎ - とてもおもしろかったです！佐野くんのお話も見てみたいです。これからもがんばってください！更新楽しみにしてます！！ (2018年3月30日 18時) (レス) id: ed9abe364f (このIDを非表示/違反報告)
葵子(プロフ) - 莉愛さん» わあああ！！めっちゃ嬉しいです...！(;Д;)(;Д;)ありがとうございますっ！！本当に励みになります！ (2018年3月27日 23時) (レス) id: 6b76cfea77 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛 - 言い忘れてました（汗）初めまして！更新頑張って下さい！ (2018年3月27日 22時) (レス) id: 936ea7fe0b (このIDを非表示/違反報告)
莉愛 - 私、この作品大好きになりました！これからも葵子さんの素晴らしい作品を期待しています！頑張って下さい！ (2018年3月27日 22時) (レス) id: 936ea7fe0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵子
| 作成日時：2018年3月9日 17時
