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「飲めば、」
『ありがとうございます...』
目の前に差し出されたココアを受け取り、ぎゅっと握りしめた。
さっきまで流れていた涙も止まり、落ち着きを取り戻している。
...恥ずかしい、よね。普通に。
だって泣き顔見られたし抱きしめられたし。
余計気まずい雰囲気だ。
「別に言いたくないなら言わんくてええけど、」
『...やめろって言われました。』
「......は？」
中務さんに言ったってどうにもならないことはわかってる。
でも誰かに、誰でもいいから縋りたかったんだと思う。
『もう仕方ないことだと、』
「誰、それ言うたやつ」
『え、っと...』
「仕方なくないし。」
『っだって、中務さんもその方がちゃんと仕事に取り組めると思うから...』
「俺は、別にお前のせいとか思ってない。」
行くで、と赤い髪を揺らして手を引かれた。
私がさっき通った道で、私が飛び出してきた部屋の中へズカズカ入っていく。
"おかえり"と言う撮影準備中の亜嵐さんの目の前で立ち止まった。
亜嵐「え、どうしたの裕太くん」
「なんかうちのヘアメイク辞めさせたいって言うた奴おるらしいんやけど。」
亜嵐「...え？」
『ちょ、中務さんっ』
その場にいる全員に聞こえるように言った中務さんをすかさず止めようとしたけど、それは亜嵐さんによって阻止される。
中務さんの言った言葉に反応する、亜嵐さんのセットをしていた先輩に気づいた。
「後輩への暴言はあかんなぁ。」
『な、中務さんっ！ストップ！！』
「こいつ泣かせたら俺がアンタを辞めさせるで。」
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蓬 - 心にストンと落ちてくる葵子さんのお話にいっつも助けられてます。更新大変かと思いますが頑張ってください！応援してます！ (2018年8月17日 1時) (
レス) id: db0c6e08f6 (このIDを非表示/違反報告)
さちまる◎ - とてもおもしろかったです！佐野くんのお話も見てみたいです。これからもがんばってください！更新楽しみにしてます！！ (2018年3月30日 18時) (レス) id: ed9abe364f (このIDを非表示/違反報告)
葵子(プロフ) - 莉愛さん» わあああ！！めっちゃ嬉しいです...！(;Д;)(;Д;)ありがとうございますっ！！本当に励みになります！ (2018年3月27日 23時) (レス) id: 6b76cfea77 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛 - 言い忘れてました（汗）初めまして！更新頑張って下さい！ (2018年3月27日 22時) (レス) id: 936ea7fe0b (このIDを非表示/違反報告)
莉愛 - 私、この作品大好きになりました！これからも葵子さんの素晴らしい作品を期待しています！頑張って下さい！ (2018年3月27日 22時) (レス) id: 936ea7fe0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵子
| 作成日時：2018年3月9日 17時
