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『...歩けますか?』

「ん、」



タクシーを降りて、中務さんのお家に着いた。

ぎこちない足取りで歩くから倒れそうで少しだけ心配になる。


と、思ったそばからふらりと中務さんの身体が傾いた。



『わ、』

「...っごめん」

『大丈夫です、か』

「たぶん、」



そう言って、咄嗟に支えた腕を軽く押し戻される。

どこまで着いていけばわからなくなって、口を開こうとしたとき。




「...あがってけば。」

『っえ?!』

「こんな時間に一人で帰すほど鬼やないし、」




いやいや、普段それくらい鬼ですからね中務さん。


なんなら桃太郎さん血祭りですよ←

貴方の髪のように(?)


真っ先に遠慮しようとした。




『あのっ、』

「変質者に会うか、嫌いなやつの部屋にあがるか。どっちかやで?」

『...お邪魔します。』

「ん、」



私が中務さんを嫌いなんじゃなくて、中務さんが私のこと嫌いなんじゃん。

自分でもわかってるくせに、それは胸に刺さる。



鍵を開けた扉をいつもより弱々しい腕で抑え、"入って"と言われた。

もう1度静かに"お邪魔します"とだけ告げて靴を脱いだ。








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- 心にストンと落ちてくる葵子さんのお話にいっつも助けられてます。更新大変かと思いますが頑張ってください!応援してます! (2018年8月17日 1時) (レス) id: db0c6e08f6 (このIDを非表示/違反報告)
さちまる◎ - とてもおもしろかったです!佐野くんのお話も見てみたいです。これからもがんばってください!更新楽しみにしてます!! (2018年3月30日 18時) (レス) id: ed9abe364f (このIDを非表示/違反報告)
葵子(プロフ) - 莉愛さん» わあああ!!めっちゃ嬉しいです...!(;Д;)(;Д;)ありがとうございますっ!!本当に励みになります! (2018年3月27日 23時) (レス) id: 6b76cfea77 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛 - 言い忘れてました(汗)初めまして!更新頑張って下さい! (2018年3月27日 22時) (レス) id: 936ea7fe0b (このIDを非表示/違反報告)
莉愛 - 私、この作品大好きになりました!これからも葵子さんの素晴らしい作品を期待しています!頑張って下さい! (2018年3月27日 22時) (レス) id: 936ea7fe0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葵子 | 作成日時:2018年3月9日 17時

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