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「A、」
『あ、龍友くん』
みんな、また始まるよって思ったに違いない。
だって私も思ったもん。
でも、それは大きく外れた。
「今日は帰り。」
『...え、なんで?』
亜嵐 「ちょ、龍友くんどうしたの?!」
隼 「...風邪、引いた?」
裕太 「いやいや、馬鹿は風邪引かんで」
「めっちゃ失礼やな...、風邪引いてんのはこっち。」
『ん、』
龍友くんのおでこが、私のおでことくっついた。
近いけど、いつもみたいに抵抗する気力がない。
...実は朝から頭痛が酷かった。
なんとかお昼まで持ったけど、限界みたい。
「はぁ...なんで黙っとったん。」
『...ごめんなさい。』
「心配するやろ。」
少し肩を落として謝ると、頭を優しく撫でられる。
それが心地いい。
倒れかけた身体をそっと支えてくれる龍友くん。
「ん、俺も気づかんくてごめんな。」
『ううん、ありがとう。』
亜嵐 「...今日はあと通しだけだから、終わったらAは龍友くんと帰ること。」
「...初めての、Aの家。」
亜嵐 「龍友くんは病人に手を出さないこと、わかった?」
「うっす...。」
『ごめんね、ありがとう。』
「たまに休むのくらいええやろ、誰も怒らへんよ。」
くしゃっと笑ってくれて、安心できた。
体調管理...ちゃんとしなきゃ。
亜嵐 「はい、じゃあ通すよー!」
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斐禄 - 最高すぎます……(語彙力) (2019年10月18日 18時) (レス) id: 8cbbf12531 (このIDを非表示/違反報告)
Yuu(プロフ) - 続編お願いします!笑 (2019年1月19日 11時) (レス) id: eb6070b8e6 (このIDを非表示/違反報告)
萌夏(プロフ) - 面白かったです!続編書いて欲しいです! (2018年8月28日 18時) (レス) id: 477e912728 (このIDを非表示/違反報告)
る - 最高でした!龍友くんメインのお話でこんなにきゅんきゅんするのは初めてでした!ありがとうございました! (2018年5月13日 17時) (レス) id: 563bc38863 (このIDを非表示/違反報告)
葵子(プロフ) - 凛々さん» コメントありがとうございますっm(_ _)m嬉しいです!(;Д;)(;Д;) (2018年4月5日 14時) (レス) id: 6b76cfea77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵子 | 作成日時:2018年2月13日 19時