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『い、ま...え、?!』
「もらったでー、Aとのキ、」
『恥ずかしいから言わないでえええ!』
顔に熱が集まってくるのを感じとった。
絶対林檎みたいになってる...!
それを見てくすくす笑っている目の前の龍友くんは本当に意地悪だ。
反抗して両手で顔を隠すと、すぐに手首を掴まれ阻止される。
「だーめ、可愛ええからちゃんと見せて?」
『っ、むり...』
「...もう一回、しとく?」
「そんな顔されたら我慢できへんもん」
『りゅ、とくん』
再び目を細め、色っぽい表情で近づいてくる綺麗な顔。
______ そしてそれを妨げる様に鳴ったエレベーターの到着の合図。
毎回、タイミングが良いんだか悪いんだか...。
「着いてもうた、」
「あ、チョコより欲しい言うたけど、要らんとは言ってへんから。きちんと貰うで」
"本命チョコ"と、悪戯に笑った欲張りな彼に、どんどん惑わされてる気がしてならない。
だって、さっきのキスも満更じゃないもんね。
「Aからの本命チョコ、隼に見せびらかしたろー」
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斐禄 - 最高すぎます……(語彙力) (2019年10月18日 18時) (レス) id: 8cbbf12531 (このIDを非表示/違反報告)
Yuu(プロフ) - 続編お願いします!笑 (2019年1月19日 11時) (レス) id: eb6070b8e6 (このIDを非表示/違反報告)
萌夏(プロフ) - 面白かったです!続編書いて欲しいです! (2018年8月28日 18時) (レス) id: 477e912728 (このIDを非表示/違反報告)
る - 最高でした!龍友くんメインのお話でこんなにきゅんきゅんするのは初めてでした!ありがとうございました! (2018年5月13日 17時) (レス) id: 563bc38863 (このIDを非表示/違反報告)
葵子(プロフ) - 凛々さん» コメントありがとうございますっm(_ _)m嬉しいです!(;Д;)(;Д;) (2018年4月5日 14時) (レス) id: 6b76cfea77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵子 | 作成日時:2018年2月13日 19時