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「...嬉しかったで、」
『ん？』
「さっき言ってくれたやつ。」
しっかり覚えてらっしゃる......、てっきり流されたと思っていたのに...。
少し恥ずかしいが、裕太くんが嬉しいと言ってくれたことで気持ちは昂る。
行きの道よりずっとずっと歩幅は狭く、歩くスピードも遅い。
本当に、話したいって思ってくれているんだ、なんて勘違いかもしれないけど一人で舞い上がっちゃう。いいの、思うだけならタダだもん。
「なんか変な感じやね。俺の名前も誕生日もAさんは知ってるのに、俺はAさんのことなーんも知らんの。」
『......っむ、難しいこと言うね、』
しゅんとしながら言うからなんて返したらいいかわからないまま、曖昧な返答になってしまった。
でもそんなことは気にしていなかったようで、街の明かりが映ってキラキラしている彼の目が真っ直ぐ私を見つめた。それに、心臓が今までで一番大きな音をたてる。
「だから俺決めた。」
『...なにを？』
「Aさんと仲良くなって、Aさんのことたくさん知るって。」
そう言った裕太くんの笑顔はスマホ越しに見た笑顔よりもずっと、輝いて眩しかった。
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sui(プロフ) - このお話だいだいだいだいだいすきなんです…！裕太くんのどんなお話よりこのお話1番です(;_;) 更新されるのをずっと待っています… (2020年7月31日 17時) (
レス) id: 2efd24e246 (このIDを非表示/違反報告)
あさの(プロフ) - 突然すいません、僕らの淡い青春なんてという作品が大好きだったんですがなくなっていてショックです( ﾟдﾟ)もう見れないんでしょうか？ (2020年7月23日 3時) (レス) id: 6c0ede078d (このIDを非表示/違反報告)
ナズナ(プロフ) - 最っ高にキュンキュンして面白いです！更新楽しみにしています！ (2019年11月9日 22時) (レス) id: 06154fdfec (このIDを非表示/違反報告)
葵子(プロフ) - ふみなさん» ううううありがとうございます...！！(；； )更新頑張ります！ (2019年10月3日 23時) (レス) id: 6b76cfea77 (このIDを非表示/違反報告)
葵子(プロフ) - smileharu1130さん» 嬉しいです...(照)ありがとうございます！！ (2019年10月3日 23時) (レス) id: 6b76cfea77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵子
| 作成日時：2019年9月6日 23時
