青鬼と人間―1― ページ3
一年後―――。
「………もう一年なのね。」
あの日、一瞬で私とひろしから友人を3人奪った人食い―――青鬼。
その青鬼が住む館の近くの森に、私――Aは居る。
土を軽く盛っただけの三つの墓に花を供える。
館で青鬼に喰われた三人の墓。体は入ってないけど、気持ちだけで……。
一か月ごとにこうやって花を供える。
ひろしは、たまにしか一緒に来ない。
―――
―。
………誰かが見てる。
ここ数カ月、誰かの視線を感じる。それも、私一人の時だけ。
見られてる。というのはなんとも気持ち悪い。
「…帰ろ。」
マフラーを翻し、家へと歩いた。
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楽しみ - よしシア結婚しよう (2021年4月1日 15時) (レス) id: ecd1e40978 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 続きが気になりましたてとてもストーリー性もよく引き込まれました!是非続編お願いします! (2017年2月6日 23時) (レス) id: 151269d785 (このIDを非表示/違反報告)
ハガネ - 倉橋さん» 今のところは無いです。 (2015年11月8日 19時) (レス) id: f1d6272781 (このIDを非表示/違反報告)
倉橋 - 続編とかの予定あります? (2015年10月31日 16時) (レス) id: 2f20e64fbe (このIDを非表示/違反報告)
ハガネ - エネコノ純粋(ハアトさん» はい、頑張ります! (2015年10月6日 19時) (レス) id: f1d6272781 (このIDを非表示/違反報告)
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