喰べないからそばに居て。

青鬼と人間―１７― ページ19

「――――…んぅっ！？」
「………。」

いま、つながってる。
Aと、つながってる。あたっかい、Aの、たいおん。

「い……や……ぁっ。」

ひっしに、にげよう、と、する、Aが、かわいい。
でも、にがさない。
かおを、おさえつけて、もっと、ふかく、つながる。



いきが、くるしい。
とても、みたされない、かんかく。
ざんねん、だけど、Aから、はなれる。

「……っはぁ、はぁ、はぁ……っっ。」

シア、たち、の、くち、で、つながった、いと、が、きれる。
すこし、ざんねん。

「A、くるしい？ねぇ、くるしい？
　シアは、とても、うれしい。Aと、おなじ、かんかく、しれる。ずっと、とおくで、しか、みれない、あのころ、が、いちばん、くるしい。
　
　ねぇ、A。Aは、いま、どんな、きもち？」
「……とても……………苦しい、わ。」
「くるしい、の？きっと、すぐに、くるしい、の、なくなる。
　シアが、いない、と、いきて、いけない、ように、してあげる。」
「………っ。」

Aの、ふるえる、あし、に、ふれる。

「な、なにを…っ？」
「………。」

りょうて、で、もって、おもいきり、おる。

「――――……あ゛あぁぁっっ！！！」

とても、いたい、Aの、ひめい。
みみが、いたくなる、くらいの、ひめい。

「あ゛ぁ……ぁぁぁ。し…ぁ……？？」
「……。」

シアが、おった、あしが、あかく、はれる。
とても、いたいたしい、いろ。
これも、けせない、きずに、なるのかな？

「うそ、ついた、Aに、“おしおき”だよ。
　うそ、ついたら、もっと、いたい、こと、してあげる。…いや、でしょ？いたい、こと。」

だまって、うなずく、Aも、かわいい。
め、に、たまった、なみだ、が、おちる。ヒラヒラした、しろい、ぬの、が、みずに、ふれる。
なみだ、も、Aの、いちぶ。


ぜんぶ、シアの、からだに、とりいれ、ないと、みたされない。

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