遊園地でぇーと?1 [アカセカ/孫市] ページ1
※夢主雑賀衆の副頭領設定※
貴女)遊園地、ですか?
貫之)そう!茜ちゃん曰く楽しいらしいわよ〜
そう目をキラキラ輝かせ話す貫之さん。
今日は頭領の孫市様に用があり、巫女様と来ている。貫之さんはもう用を済まし、巫女様を待つ間私とちょっとした雑談をしていた。
貫之さんの話から、どうやら最近現の国に“遊園地”という庶民向けの娯楽施設?なるものが出来たらしい。で、巫女様の元いた世界には遊園地はいくつもあり、休日には家族や友達で行ったり、恋人とデートで行ったりするらしい。
デートという言葉の意味があまりわからず、頭の上でハテナマークを飛ばしていると、「恋人と外で逢引を過ごすことよ♡」と教えれくれた。
貫之)いいわよね〜、恋人とそういうところでキャッキャウフフするなんて〜
貴女)そうですねー、一回はそういうことしてみたいですよねー...。
ふと、脳内で恋人の彼と遊園地で逢引しているシーンを思い浮かべてみた。
色とりどりの風船と変わった乗り物の間をあの方と手を繋ぎ笑いあいながら.....
貴女)ッツ//////
貫之)あー、Aちゃん今想像してたでしょ!
貴女)ち、違いますよ!!/////
想像していたことが貫之さんにバレ、よけい顔を赤くさせてしまう。恥ずかし紛れに貫之さんの肩を叩くと、「もーAちゃんは本当に可愛いはね〜」と抱きつかれてしまう。
貴女)か、可愛くなんかないですよ!!てか、離してくーだーさーいー!!!///(ジタバタ)
貫之)やーよ、こんなカワイイ子離せるわけないでしょ??(ギューッ)
そんな様子をとある男が見ていたのを、その時私はきずいていなかった...
その夜、巫女様達も帰り自室に戻ってふと、昼の貫之さんの言葉を思い出す。
「茜ちゃんの世界じゃ、週末は遊園地で恋人とデートするらしいはよ♡」
貴女)...デート、か。
私も彼と何処でもいいからデートをしたい。
でも、彼は立場的にとても忙しく休みという休みは無いにひとおしいし、何より彼と付き合ってるなんて皆にバレたら何が危険な事が起こるかわかったことじゃない、と彼は言う。別に私は副頭領だし、危険な事には充分覚悟を決めているつもりだ。でも、彼は私が少しでの傷付くのが嫌ならしい。
でも、やはり城下町の女の子たちみたいに私も彼と....
少し物思いにふけっていたら、急に戸を叩く音がした。
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒狼 | 作成日時:2017年10月7日 16時