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〜会話文続き〜
係)大丈夫、安心してください!この提灯の火を消さない限り幽霊は近寄って来ませんから!
[突然のフラグ建てである]
貴女)ちょ、提灯様ぁ!!!泣
孫市)ッッ(笑いを堪えるも肩が上下に振動中)
係)えーでは、頼りがいのある彼氏さんにこの提灯を渡しますね。
孫市)ああ笑
貴女)彼氏さん/////(ッチラ)
孫市)ッンンンンン//(いろんな意味で振動)←
貴女)??
係)笑(可愛いカップルだな、おい)
誘導員)では次の方中へどうぞー
貴女)Σッビク!!
係)いってらっしゃーい
とうとう係の人の話も終わり、誘導員さんに誘導されるまま入口に入れられてしまった。孫市様は先程から何故か手で顔を覆って一言も喋ってくれないし、今にも“何かが”出てきそうで怖い。
貴女)ま、孫市さまぁ〜泣
孫市)...行くか//(マジで可愛いなおい!)
お声をかけたらなんとか動いてくれた孫市様。さっきから繋いでた手を1段と強く握ってくださった。道はまっすぐの廊下で、突き当たりに階段があるのが見えた。とりあえずそこへ向かうように1歩ずつゆっくりと前を進んでいると、....
幽霊)ギィィヤァァッァアァァ!!!!!!
貴女)んぎゃぁぁぁあぁぁぁあぁ!!!!!泣
孫市)うぉ!?
一面ガラス張りの横の壁に女の幽霊が絶叫しながら激突してきた。瞬間恐怖のあまり、孫市様の腕を引き女と私の間に盾のようにしておいた。
貴女)む、無理無理無理!!しんじゃうよ!!こんなの心臓が足りなさ過ぎてしんじゃうよ!!!泣
孫市)そん時は杉田の所に運んでやるよ笑
貴女)そ、それもそれでいやですぅ!!!ぎゃぁぁぁあぁぁ!?!!!泣
孫市様が嬉しそうにそんな冗談を言っているが、私はそれどころではなかった。さっきの女の絶叫を皮切りに、左右の一面ガラス張りの壁に次から次へと血だらけの幽霊が張り付いていく。
片目がないものよ、皮膚の下の筋肉が見えてるもの。本当に人間なのか、というようなクオリティーでさらに恐怖を誘っていく。
なんとかその廊下を、何故かウキウキしてる孫市様を引っ張って走り抜け、次の階へ行くため階段を登った。
貴女)ヒック、もー無理です!怖いです孫市様!!!泣
孫市)しゃーないだろ?お前が入りたいって言ったんだし。まーこれでお前のお化け嫌いも治るかもしれないし、いい機会じゃねえか?笑
貴女)そ、そんなの治らなくても、って提灯が消えた!!泣
あーだこーだ言ってるうちに、孫市様が持っている提灯の火が何故か消えた。
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作者名:黒狼 | 作成日時:2017年10月7日 16時